屋久島1日目:安房川SUPで〇〇
屋久島3つ目の記事でようやく1日目の話をするとは。
我々は早朝便で羽田を出発し、鹿児島でプロペラ機に乗り換え、屋久島に降り立った。東京から3時間ほど。近いな意外と。
台風の影響が心配されたが、見事な晴れであった。
小さな空港。タラップを降りて、素朴に歩いて入る。
大きな荷物が飛行機から降ろされ、荷物置き場にどさどさ置かれていく。羽田みたいにウィィンってベルトコンベアが回ったりなどしていない。初めての光景。おもしろかった。
SUPにかけるそれぞれの思い
空港出てすぐ、本日のSUPツアーのガイドさんが大きな車で待っていてくれた。
「こんにちは、ツアー予約の茶ぶどうです!」
この日ほかに客がいないということで、到着時間の9時半ごろに合わせて迎えに来てくださった。フレキシブル!
レンタカーは3日目からで、1・2日目は送迎してくれるツアーを頼んだのである。(※1)
ガイド氏の運転で、安房川へ。
「昨日までの台風で川はいつもほどの透明度じゃない」そうだが、晴れた空の下、屋久島の山々を海から見はるかすスタート地点から、もう最高だった。
屋久島旅行でSUPは必ずする、と決めていた。
RのSUP初体験はあまり良い思い出ではなく……これは私に大いに責任があり……(※2)
少し慣れてもらった2回目、屋久島という最高のロケーションで、楽しい思い出で上書きしてもらおうという魂胆だった。
RはRで、ある「大望」を抱いていた。
短くも的確なインストラクションの後、我々は安房川へ。
おお、小舟からボードに乗り移るのは初めてだ……!
SUP2回目のRもしっかりボードに立った。やったね!
さあ、いよいよ河口から川を上っていくぞ。(※3)
安房川の水の上に立つ
確かに川の水はベストコンディションではなさそうだった。
でもやはりうちの近所のどぶ川なんかとは次元が違う、天然自然の美がきらめいていた。
鳥が飛ぶ。
あちこちから川や滝がそそぐ。
ああ、流れのど真ん中からしか見られない景色!
他に人もおらず、ガイドさんと私たちの計3人で安房川を借り切ったようなものだった。
川の上での愛憎劇
RもすっかりSUPに慣れて、それはいいんだけど私にしきりに水をかけてくる。あと後ろから追突してくる。
初めてのSUPで私にいじめられたRは、「茶ぶどうの野郎を必ずや川に突き落とす」と復讐の炎を燃やしていたのである……
素敵な砂州で休憩。すかさず水に足をつけにいく。
「すごいシューズ!」オレンジマリンシューズがガイド氏の目に留まる。いやあそれほどでも。
どーっと流れこんでくる水を避けながら進んだり、岩清水のしたたりをぼうっと見上げたり。
そうこうするうち、ついにRの鋭いチャージが決まり、茶ぶどう落水!
Rは見事、恨みを晴らして大願成就、「スカッとした!!」
茶ぶどうとしても、Rの度重なる攻撃をなぜかしのいでしまって、
「いかん このままでは 私を水底に沈めるというRの野望が未遂に終わる(→交際が危機に瀕する?)」と内心自分のバランス感覚のよさに冷や汗をかいていたので、きれいに落とされて(わざとじゃなくて!)、むしろ一安心だった。(※4)
ところがボードに上がるのは思ったより大変だった。
体をボードの真ん中によっこらせ、と乗せねばならないとか、ああしちゃダメとかこうするんだとか、もちろん聞いてはいたけれど、できないもんですね。
まずこの短い足を下げるところからだな。あー水冷たい!
ガイド氏の手助けにより、なんとか茶ぶどうはボード上に復帰。トドのように打ちあがった。
しかし、水に落ちると体力が削られるらしく、思いのほか疲れてしまったようで、後半はこいでも伸びがいまいちだった……
「茶ぶどうさんお疲れ気味」とR。あんたのせいだよ。
風も涼しく、濡れた体が冷える~
でも、SUPの醍醐味って水に落ちるところにこそあるんで、最高のシチュエーションで落水を初体験できて満足。
たのしかったやくしまSUP(いちねんにくみ ちゃぶどう)
砂州で再び休憩。おやつと飲み物をいただく。
「このお菓子、思ったよりかたい!」
とRが言うからまあ思った通り柔らかいんだろうな、と口に入れたらやっぱり麩菓子だった。Rは頭の回転が驚くほどはやくて、冗談の瞬発力が半端じゃない。
砂州から下りる際、ガイドさんに、「ちょっとできるなこいつ!」ってところを見せられるボードの乗り方も教わる。
また今度やろう。
どこで? どこかはわからんが近いうち、必ず、二人で!
後日、ガイド氏からツアー中の写真が送られてきた。
中には、かっちょいいBGMつきの動画まで……!
写真をもらえるのはよくあることだが、動画を編集してもらったのは初めてだった。手厚い。感謝感激。
屋久島の青空の下、二人の野放図に幸せそうな姿が写っていた。
※1 これは我ながら良いプランだった。ずっとレンタカーだとRに負担をかけすぎる、と思う私の心にもエア負担がかかってしまうので。(この初心を忘るべからず)
※2 記事は私は書いてませんので探さないでください
※3 以下、SUP中の写真はガイドさん or R提供
※4 この写真が今回のSUPで一番好きな写真 足が鴨みたいなのがいい こいつはマジで3頭身かもしれない
↓↓①4日目の海カヤック(なぜ最終日から書き始めたのか)↓↓
②↓↓レンタカー騒動↓↓