yui no kokorononaka

ある22歳新卒1年目のエッセイ Welcome to my world

yui no kokorononaka

ある22歳新卒1年目のエッセイ Welcome to my world

最近の記事

秋の始まり、今日のとき

頬をなでる柔らかい風 枝の先で羽休めるトンボ 突然なきだす蝉の声 青空の下で対流する雲 どれもどこかで聞くフレーズだけど 実際に見ると、感動する。 夏と秋のバトンタッチのこのとき 思わず目をつむってしまいそうで 木の葉の影がゆらめくベンチで私は書いていた。

    • グラデーションの世界

      自家用プラネタリウムで照らされた青い部屋でその電源を落としたとき、一瞬だけ部屋の中が赤く見えた。 実際にはそんなはずはなく単なる視覚効果か、はたまたただの勘違い。 でもその一瞬、赤く見えたのは 私の中で青の対となる色が赤だったからだと思う。 眩しい光を見たあと目を逸らすとそこに、暗転した同じ形が浮かび上がってくるかのように。 私の中で青の対は赤なのだ。 さらにいうと 犬の対は猫だし、 ゾウの対はキリンであり、 理科の対は社会で、 野球の対はサッカー、 目玉焼きにかけ

      • 夢で思った桃源郷

        昨日、夢を見た。 仕事じゃない夢はいつぶりだろう。 幸せだった夢。 時代は子どもの頃。 ほんのワンシーンしか覚えてないけれど、お姉ちゃんと一緒に遊んでた。 おままごとだったか、女優ごっこだったか とりあえず全力で役になりきって声上げてたくさん笑ってたような気がする。 ふと、トイレで起きてしまったが懐かしいような幸せな気持ちであった。 微睡のなか、考えた。 私ずっとあの世界のままでいたかった。 最近よく思う、私いつのまにこんなに大きくなったの? いつの間にこんなに大人にな

        • 日々と日々草

          社会人になって2ヶ月以上が経過した。 怒涛のように過ぎていく日々の中で、正直過去を振り返っている暇がない。 大学は自由でよかったな、と思うのはきっとまだ先の話である。 毎日は刺激的だ。 新しいことを覚えていくのは不安で、緊張で、少し楽しくて、でもやっぱり休まらない。 だけどそこに少しでも楽しいと言う気持ちがあることが今はただ嬉しい。 朝は倦怠感でいっぱいで、夜は達成感と、1日の楽しかったことを噛み締める。 明日はどんな楽しいことがあるだろうと夜眠れない日々も少なくない。

        秋の始まり、今日のとき

          レールが途絶えた今の心境

          2023年はいい年になる そう確信した22年の末。 22年は体調崩すことや何かと大変なことが多かったから、次は絶対よくなる 確信したのはただそれだけの理由だったけど、実際にいい年になった2023年。 2024年はいい年になる そう思えなかった23年の末。 それは23年がいいものだったから、とかそんな理由の他に 本当に未知の世界だと思ったから。 2024年は大学を卒業する年であり、社会人になる年だった。 社会人が全く想像もできずに先は暗かったし、今でもこの先ど

          レールが途絶えた今の心境

          これは学位記

          久しぶりnote 久しぶりすぎてどこから書き始めたらいいのか分かりませんが、この春大学を卒業しました。 明日は入社式ということで一旦区切りとして残しておくことにします。 大学の4年間は、振り返ればひたすら自分との戦いだった気がします。 自由で身軽。 その魅惑の裏で、上限を自分で決めなくては行けなかったです。バイトや遊びなど、どこまでも頑張れてしまうから、どこかで頑張りすぎないように気をつけないと体を壊すし心を壊す。 あとは大学。 オンライン授業から始まり、対面になっ

          コットンキャンディに縋ってたい

          2024年。 明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします! ということで、今年も早速誰に宛てるでもない私の自叙伝を綴っていくのですが。 実は年末に体調を崩し、2023締めがままならないままそのまま帰省し、体調が完全回復しないまま2024を迎えました。 心と体はどうやら本当に繋がっているようで、体調が悪いと心まで健康ではなくなっていました。 私の感じた心の不健康は主に3つ。 ①普段楽しいことが楽しいと感じられない ②何をするにも気分が乗らない ③自尊心の

          コットンキャンディに縋ってたい

          たまに降る黒い感情

          最近、息が苦しくて思ったように呼吸ができない気がしてしまいます。 深呼吸して意識的に酸素を取り込んでもなかなか入っていかなくて何も変わりません。 最近、目に見えず言語化できない"感覚"に敏感です。心の中の実態のない黒い渦が私の体を乗っ取ってしまいそうです。叫びたくなる衝動をなんとか抑えています。考えることを放棄して、感じることに身を任せていたいのです。 自分の声を聞きたくなくて、話せないことがあります。返事すらも危ういです 私はどうなっていくのでしょうか? それとも、何

          たまに降る黒い感情

          感覚も五角形も人それぞれ

          人との会話の中で得られるものはたくさんある。 それを忘れないでいたいからここに書記しておこうと思う。 私はポジティブな人の感覚がよく分からない。 しかし自分が特段ネガティブなわけではない。 ここでいうポジティブは失敗してしまった時に落ち込んでもすぐ立ち直れる人ではなく、負の感情が湧きにくい人のことと言いたい。 先生に、アドバイスを求めたくて私は 自分が日々嫌だと思うことに対してどう考えて行動したらいいか 問うてみた。 例えば勉強やバイト、理不尽に怒ってくる人などだ。

          感覚も五角形も人それぞれ

          一皮剥きたい

          お久しぶりです。 随分と間が空いてしまったように思います。 その間、何もなかったわけではありません。 が、何かあったわけでもありません。 時間が流れるなら間違いなく、何か考えて何か変化しているのですがグルグル頭の中でループするだけでなにか形として見出せてはいない気がします。 それでいいのでしょうか… 何かが変わると確信した2023年は残り4ヶ月となりました。 23年は確実に、努力し自分の理想に近づいたイベントが多かったように思いますが 毎月初め、"あと何ヶ月しかない"、

          一皮剥きたい

          生まれてこれて、よかったな

          終わりがあるのは美しい。 日常は、面白みがなく、変化がなく、退屈でどこか常に寂しい。 そんな日々でも「あぁ、幸せだな」と感じることがある。 誰かと一緒にいる時 誰かと笑ってる時 誰かが自分のこと好きでいてくれることを感じた時 そんな時、幸福度数は急激に伸び、宇宙までぶち上がる。 生まれてくることができて、幸せを感じられることができてよかったな。と大袈裟に、だけどとても自然に、宇宙にまで思いを馳せる。 人生が小説だとしたら、そういう瞬間はハイライトだと思う。きっと付箋が

          生まれてこれて、よかったな

          モデルプランは生かしたい

          モデルプランについてどう思いますか? なんの?旅行の 全く事前知識がない土地に旅行に行くとき、多少は誰でもリサーチする。 その際に度々目にするのがモデルプランだ。 何時〜駅出発 → 何時〜〇〇 → 何時〜宿到着 などといったものだ。 私は今回友人と岐阜県にある下呂温泉に行ってきた。 岐阜県の魅力や大自然の美しさなど、今回の旅行で気づいたことは無数にあるが、ここでは1つだけ私の考えを書いておこうと思う。 それは冒頭で挙げたモデルプランから始まったこと。 事前準備の段階で

          モデルプランは生かしたい

          こんな日もある。

          読書、絵、文章。 趣味は多い方。 だからと言って1人でいることばかりが好きなわけではない。 時に、1人が寂しいって強く思うことある。 けどそんな時、孤独を正当化するしか方法はない。 1人でいる方が楽だから。 1人の方がいいものを作り出せるから。 そんなのは言い訳の一種で、寂しいと素直に言えない。 何もしたくない日、頑張れない日。 外に出ることが難しいけど1人でいたいわけではなかった。 誰か、喋らなくてもいいからそばにいて欲しいと思う。 でもそんな人はいない。いくら仲の

          こんな日もある。

          音楽ライブとお笑いライブ

          夏だな〜 音楽フェスやライブに行きたいな〜 と友だちの話やインスタを見ていて思います。 でも私にとっては少しハードルが高い。 といいつつ、夏フェスRock in JapanやLittle Gree Monster、ずっと真夜中でいいのに。のライブに何回か行ったことがある。 スマホで聞く音楽より会場は幾倍もの立体感や熱気で溢れていて、すごく感動した。 日常をこれからも頑張ろうという気持ちにさせてもらえるのだ。 魅力を知っているからライブはとても好きだ。ではなぜハードル

          音楽ライブとお笑いライブ

          青いジャスミン茶の記憶

          こんばんひ! 2023年上半期が終わろうとしているころ。 私は今年の年はじめ、「続けること」を目標に立てた。 日々、この目標を思い出し「続けること」 も含まれた意味での目標だった。 (詳しくは「2023私の宣言」に記載しているのでよかったら見てみてね) それに並行して、私の21歳の目標は 「素直に生きること」 だった。 苦しいときは苦しいと言えるようになりたかったし、泣いたいときは泣いて楽しいときは楽しいと言いながら全力で笑えていたらいいなと思ったから。 私はこの上半

          青いジャスミン茶の記憶

          自由はない

          今は、時間がある。お金にも困っていない。健康で、動くことができる。 人が想像する、「自由」そのものだ。 だけどいつも何か悩んでいる。 いつも何か考えて、落ち込んで、悲しくなる。 私のよくないところは満ち足りる心がないこと。 もっとこうすれば幸せだな、と空想する時の「幸せ」はいざ実現した時、空想してる時よりも幸せに感じられない。 もっと自由になりたい、そう思って省いた"面倒事"は私の生活から姿を消して 自由になれると思っていたのに私には何もなくなって空っぽの苦しみを味わ