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ゴールデンラズベリー賞ノミネート発表。エクスペンダブルズ最多7部門候補でシリーズ初の作品賞へ。

アカデミー賞ノミネート発表前日恒例!
最低映画賞の祭典、ゴールデンラズベリー賞ノミネート発表です。我らが「エクスペンダブルズ ニューブラッド」が最多7部門候補シリーズ初の最低作品賞に大きく近づきました無念です。

ジェイソン・ステイサム(初候補)
シルベスター・スタローン(2年連続34回目
ミーガン・フォックス(3年ぶり9回目・Wノミネート

全員が最低賞戴冠の可能性もあり得る顔ぶれ。しかし、悪名は無名に勝るの言葉があるように、曲がりなりにも年間を代表する作品として称えられる以上は一番星を。今こそ、かつて授賞式に出席。「よき敗者になれないものは、よき勝者にもなれない」と放ったハル・ベリーの精神で賞の行方を見届けようではありませんか。

果たして消耗品軍団(以下EXP4)は幾つ栄冠に輝くのか。ここでは予想しながら他候補も併せて紹介します。

最低主演男優賞

ラッセル・クロウ(ヴァチカンのエクソシスト)
クリス・エヴァンス(ゴーステッド Ghosted)
ヴィン・ディーゼル(ワイルド・スピード ファイヤーブースト)
ジェイソン・ステイサム(MEG ザ・モンスターズ2)
ジョン・ヴォイト(Mercy)

ステイサム初ノミネート。但し対象はEXP4でなく「MEG ザ・モンスターズ2」。あの超必殺エクステイサムカリバーはモーゼの十戒の如く海を割らんばかりのインパクト。このまま頂点をかっさらう勝算は非常に高い。同じワイスピファミリーのヴィン・ディーゼルもやってる事は滅茶苦茶であるのは同じでもここまでの荒唐無稽。。否、神話感は出せないでしょう。日本でも話題の「ヴァチカンのエクソシスト」ラッセル・クロウ、名優ジョン・ヴォイトにキャプテン・アメリカのクリス・エヴァンスも叶わない。ここはステイサム初候補初勝利と予想。

最低主演女優賞

アナ・デ・アルマス(ゴーステッド Ghosted)
ミーガン・フォックス(バトル・オブ・ザ・キラーズ)
サルマ・ハエック(マジック・マイク ラストダンス)
ジェニファー・ロペス(ザ・マザー 母という名の暗殺者)
ヘレン・ミレン(シャザム! 神々の怒り) 

ジェニファー・ロペス&サルマ・ハエックの2大ゴッド姐ちゃんデイムの気品とDCパンクの融合を体現するヘレン・ミレン、史上初ダブル受賞の可能性があるミーガン・フォックス、アナ・デ・アルマスなぞ小娘じゃと言わんばかりの面々。彼女らが真の「エクスペンダブルズ・レディス」でしょう。

強者揃いで予想が難しいながら、ここは後述する最低助演女優賞を作品パワーで制してしまいそうなフォックスがダブル受賞の快挙を果たすと予想。

最低助演男優賞

マイケル・ダグラス(アントマン&ワスプ:クアントマニア)
メル・ギブソン(Confidential Informant)
ビル・マーレイ(アントマン&ワスプ:クアントマニア)
フランコ・ネロ(ヴァチカンのエクソシスト)
シルヴェスター・スタローン(エクスペンダブルズ ニューブラッド)

EXP4からは入ればダブル候補だったステイサムとアンディ・ガルシアが落選。注目は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のマイケル・ダグラスとビル・マーレイ。遂にMCUもラジー賞に目をつけられてしまいました。ディズニーも年末公開の「ウィッシュ」が振るわずと消費速度の速さを感じます。とはいえ、ここは我らが隊長。シルベスター・スタローン一強と予想します。仮にガルシア(終盤のド畜生ムーブ&セクハラ)が候補入りしたとして、今回は無関係市民殺害、死体損壊、人命軽視の加点要素てんこ盛り。多分票が割れたとて勝つでしょう。

満面の笑み

最低助演女優賞

キム・キャトラル(About My Father)
ミーガン・フォックス(エクスペンダブルズ ニューブラッド)
バイ・リン(バトル・オブ・ザ・キラーズ)
ルーシー・リュー(シャザム! 神々の怒り)
メアリー・スチュアート・マスターソン(ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ)

奇しくも本家アカデミー賞も標榜する多様性を最も反映した国際色豊かな顔ぶれ。バイ・リンはかつての最低作品賞「ワイルド・ワイルド・ウエスト」で唐突なTバックを披露し「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」はひき逃げ正面衝突で無傷からのスパークリング・ステイサムで引火とこの類の作品で何かしらの爪痕を残す人です。対象作「バトル・オブ・ザ・キラーズ」でもドンパチやってるそうですが日本ではDVDスルー。共演のミーガン・フォックス2冠達成に立ちはだかるライバルとなりました。EXP4はバーニー&クリスマス不在の中で頼れる指揮。セクハラも「ぶち殺すぞ」と一蹴する豪胆を見せながらの○○透けTシャツがツッコミどころ満載で大きく加点対象になりそう。多分受賞は2人のうちどちらか。「バトル・オブ・ザ・キラーズ」発売が待たれます。

最低作品賞

エクソシスト 信じる者
エクスペンダブルズ ニューブラッド
MEG ザ・モンスターズ2
プー あくまのくまさん
シャザム! 神々の怒り

EXP4とMEG。ステイサム作品が同時候補。裏を返せばそれだけ多作だった現れとも取れますが、新作が興収・トマトメーター共に好調なのでこれ以上のダメージは避けたい。前述の通りMCUから「アントマン&ワスプ:クアントマニア」が餌食にあった訳ですが、作品賞候補はDCの「シャザム! 神々の怒り」も実は同じ4部門候補でMCU側が落選という名の回避を果たした訳で、DCアンバサダーの方達は「ふざけんじゃねぇ!!」と思われるかもしれません。こうしてみるとMCUに比べDCは茨道だなとアメコミぼんやりな自分でも思います。

プーさんを化物に変えてしまった「プー あくまのくまさん」、伝説のオカルトシリーズ正統続編の「エクソシスト 信じる者」は最低脚本賞、最低続編賞で候補入りしてるので、受賞できるかが行方に直結すると思われます。

総括

ここで予想した通りにいけばMEGが1部門、EXP4かバトル・オブ・ザ・キラーズが2か1部門を争う事になり、消耗品軍団初の栄冠もしくはステイサム映画初受賞の確率は非常に高いと言わざるを得ません。しかしながら、冒頭で記したハル・ベリー精神に加え、免除という「免(麵)を残さず、名を残せ」と昔、UFOのCMで関ジャニに説いたドン・フライ塾長の言葉を思い出して、落ち込まずにいれば良いのではないでしょうか。

少なくとも去年みたいに子役を候補に挙げて傷つける事はしない分、まだ良いのではないかと思います。全部門候補は以下のリンクより。

皆さんも気楽に予想してみてはいかがでしょうか。

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