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ナンジャタウンについて書く【思い出編】

くろです。先月ぶりです(?)。
今回の記事は、東京・池袋にある屋内テーマパーク「ナンジャタウン」について書きたいと思います。

何故この記事を書こうと思ったか、というと、自分にとって思い出深い場所であること、そして同時に、ここ数年で色んな変化が起きている場所なので、備忘録的に書きたいな、という理由です。

しかし、自分自身がここ数年(コロナ禍もあって)行けてなかったので、百聞は一見に如かずということで、つい先日、1人で入園してきました。

長くなりそうなので、今回は前編として思い出編を、次回は後編として現在の園内レポにします。


・ナンジャタウンとは

そもそも、ナンジャタウンのことを知らない方も多いかもしれません。
関東圏に住んでなければ尚更でしょうし。



ナンジャタウンは、池袋の高層ビル「サンシャイン60」の、2階の一角を占める屋内遊園地です。
1996年のオープンから2013年までは、2階と3階を跨いでいたのですが、リニューアルした時に2階のみに縮小されています。

内部は、昭和の街並みを再現した「福袋七丁目商店街」や、妖怪に支配された雰囲気の「もののけ番外地」のように、いくつかのエリアに分かれています。
そして、現在は10個程度のアトラクションが稼働しているという形です。

また、園内には「池袋餃子スタジアム」や「福袋デザート横丁」といった、いわゆるグルメストリートのようなものも存在し、定期的に変わる店舗で、色んなグルメを楽しむことも出来ます。

都会のど真ん中、サンシャインの中にあってアクセスも良く、屋内なので全天候型でもある、そんなテーマパークがナンジャタウンです。

入園だけなら1000円、アトラクションが乗り放題のパスポートは4000円ですが、夕方5時以降のナイトパスなら2500円で買えます。

基本的に券売機で入園券orパスポートを買います

ただ、園内では「ナンジャコイン」という、アトラクションに乗るためのコインも販売しており、このアトラクションならコイン3枚、みたいにして個別の購入が可能です。
このシステムは、昔から全く変わってないですね。

いつもパスポートだからあまり使ったことは無い

・個人的な思い出アトラクションなど

先ほども書いた通り、自分にとっては凄く馴染み深い場所なので、家族に連れられた時だけでなく、一人で行ってよく遊んでました。
今は無きアトラクションの中で、印象的だったアトラクションをいくつか。

・「銭湯クイズ・どんぶらこ」

クイズ番組の公開生放送、というていで、20人くらいが回答席に座り、昭和30年代くらいの芸能に関するクイズを答え、優勝者を決めるという内容。

問題は全て3択、例えば昔の映画やドラマの映像が流れて
【Q この映画のタイトルはどれ?】
【A『ギターを持った渡り鳥』】
みたいな感じで、選択肢に『狂った果実』があるような、いわゆるガチのクイズです。

もちろん自分の知らない範囲のことなんですけど、行くたびに何回もやりすぎて、普通に芸能知識として身につけてました。

今でも懐メロが好きだったり、昔の俳優を覚えてたりするのは、ここが由来なんですよね。マイトガイやらタフガイやら。
子どもの頃に遊んだ記憶のはずなのに。

・「熱唱!銭湯歌合戦」

先ほどの「銭湯クイズ~」の後継で、クイズ番組風であるという仕組みは同じです。
ただ、前半は懐メロに関するクイズが出題されて答えるのですが、後半の逆転要素として、自分でマイクを持ってワンフレーズを歌い、カラオケで採点された点数がそのまま加点、というものがありました。
そして、優勝するとステッカーが貰えるので、めっちゃ集めてた記憶もあります。

曖昧な記憶ですが、『あの素晴らしい愛をもう一度』は点が取りやすくて、『さそり座の女』『木綿のハンカチーフ』は、良い点が取れなかったような。

でも、20人くらいが一緒にやってて、かつアトラクション外からも普通に見えるようなオープンな場所だったのに、臆せず歌えてたのは、結構すごいことやってたなぁ……なんて今更ながら感じます。
2009年までなので、自分が高校生の時に無くなったアトラクションですが、かなり覚えてますね。

ちなみに現在は、「銭湯クイズ どんぶらQ」に変わっていますが、雰囲気自体はほぼ同じままです。

現在は脳トレQが中心の出題

・「ナジャヴの大冒険」

園内を巡って宝を探す、という、街歩き系のアトラクションでした。
マスコットキャラのナジャヴを模した電子端末を持ち、園内に隠された暗号を見つけて、一本橋渡りや度胸試しなどの試練を乗り越えて、お宝を集める……というのが大まかな流れ。

このアトラクションの面白かったのは、「ナンジャマネーカード」という磁気カードを買えば、セーブデータとして記録を残して、次回以降に引き継げたことですね。
冒険で得た宝物、報酬を記録して、一定以上溜まれば新しい冒険ルートが拓いたりして、宝物を溜めるための架空の家屋を購入出来たりと、自由度が高いアトラクションでした。

これも、宝物や(家に住まわせられる)住人を集めるために、1日で3回くらいはやって……通算では確か100回以上遊んでましたし、最後の方はカード擦り切れてギリギリだった記憶も。

2013年の規模縮小で無くなってしまった時は、割とへこんでいたと思います。メインアトラクションだと思っていたのに無くなるんだ……という。

・「進め!霊界三輪車」


小学生の頃に2回乗ったくらいの記憶ですが、未だに覚えてるくらい印象的です。
三輪車に乗って凸凹のある道を進み、前かごに載せた幼猫・ナンチッチになるべく衝撃を与えないようゴールを目指すという、今聞いても面白そうな内容。

というのも、怖かったんですよ。妖怪が出てきて脅かしてくるのとか、空気砲みたいなのが出てくるとか。三輪車なので1人で乗るしかないので、お化け屋敷みたいだったという思い出です。

・「もののけ探検隊」


一番得意でした。
街歩き系で、「もののけたま」という猫の妖怪を模した端末を持ち、悪の親玉・河童大王にさらわれた幼猫・ナンチッチを救い出すというストーリー。

エリア内の各所にいる妖怪7体を探して、3択クイズ勝負をする→最後は河童大王のところで2択クイズ勝負→勝てば救出成功、という流れ。

出題されるのは妖怪にまつわる知識が多くて、たまにことわざとかの常識問題が混じってくる感じでしたね。

これも、最初の頃は訳も分からず適当に押してましたが、何度も何度もやっていれば覚えていけます。
たまに初見の問題があると間違えちゃいましたが、基本的には前半戦の3択はミスなく行けてたはず。

最後の2択勝負も、慣れてきてからは負けた記憶はありません。「もののけを漢字で書くと?→物の怪」みたいな問題がたくさん出てくるので、制限時間内にいっぱい答える形。
ボタンは連打すると反応が良かったんですよね。変なテクニック。

このアトラクションは、今年の春までは稼働していたのですが、どうやら園内リニューアルにより、休止になってしまったようで。
前々から「最近やってないな、久しぶりにやりたいな」と思っていたのに、やはり、思い立ったが吉日なのだなと感じたりもしました。

・ここ数年のナンジャタウン

「もののけ探検隊が無くなってるなんて……」と思いましたが、そもそも他のアトラクションも、色々と変わっていたりします。

新しく出来たのは、「ナジャヴの爆釣りスピリッツ」とか「未来遊戯ガンガンナー」などですね。
アーケードゲーム「釣りスピリッツ」の巨大版である前者は、個人的には凄い好きですし、大人数でやるのは盛り上がります。
トイストーリーマニアっぽさのある後者は、腕がめちゃくちゃ疲れます。ハンドル回しっぱなしなので、本気でやりすぎると筋肉痛です。

でも、減ったアトラクションの方が多いはず。「福袋探偵大學」とか「怨念旅館」、「ガウストパニック」など……やった回数には差がありますが、懐かしいばかりですよ本当に。


そもそもなのですが、最近のナンジャタウンは、アニメや漫画、ゲームなどとのコラボイベントが、とにかく多いです。
自分が行った時も、「銀魂」「黒子のバスケ」「魔法使いの約束」という3作品がコラボしており、グッズや限定アトラクション、フォトスポットも出ている状況でした。

コラボ専用のエリアなんかも出来て、入園口近くのショップもコラボグッズの方が多くなっていたりします。後編のレポでも書きますが、そちら目当てのお客さんの方が、アトラクションに乗るお客さんより多いと思います。

なので、アトラクションが減ってしまうことは致し方ないのかな、とも思いつつ。

でも、「もののけ探検隊」が出来ないなら、せめて、自分の好きな「蚊取り大作戦」だけでも……と思ったので、(体調は完全というわけじゃなかったですが)実際に行かねば、と考えました。

というわけで、今現在の園内の写真を撮ったり、何個かアトラクションを遊んでみたり。
そんなレポートは、長くなりそうなので、後編にてお届けできればと思います(公開次第、リンクは張ります)。

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