読書で心に響いた名言集(39日目)

超訳 ニーチェの言葉

『テクニック以前の問題』
説得力のある論理的な文章を書く為に、いくら文章技術を学んだとしても、論理的な文章を書ける様にはなりません。
自分の表現や文章を改善する為には、技術を取り込むだけでなく自分の頭の中を成長させていかなけらばならないからです。
どうしても、人は目先の技術にこだわり続けてしまいます。
勿論、技術を磨くことはとても大切です。
ただそれよりも、自分が書く文章を「誰に」届けたくて、「どう感じて欲しいのか」「どうなって欲しいのか」。
そうやって常に読者の立場に立って考え、それを分かりやすく提供する為に
全力を尽くす。
その相手を想う気持ちが土台となり、素晴らしい作品が出来上がってくるんだと思います。

『強くなる為の悪や毒』
人生の中にはさまざまな悪や毒があります。
それらはない方が良くて、ない方が人は健全に強く育つのでしょうか。
憎悪、嫉妬、自己中、不信、冷淡、貪欲、暴力。
あるいは、あらゆる意味での不利な条件、多くの障害。
これらの言葉を聞くだけでもあまり良い気分はしないし、悩みの種にもなるものですが、全くこれらの感情や出来事がない方が人は強い人間になれるのかというとそうではありません。
悪や毒も、人に克服する機会と力を与え、人がこの世を生きていく為に強くしてくれるものだからです。
「世の中にある悪や毒といわれる多くの誘惑、欲求に打ち勝ち、弛まない努力を続けていき、多くの人に貢献していく」。
それこそが目指す境地であり、その大切さに気づかせてくれるのが悪や毒という存在です。


本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事が、少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです。

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