見出し画像

二極化について

ここ数年で世の中が凄まじい勢いで二極化しているのを感じます。

「これは駄目」「これは良い」

「これは悪」「これは正義」

自分の価値観というフィルターを通して、あらゆるものをふるいにかけている。

まるで、ハサミで切るような生き方。

私たち人類は「敵」を設定することをやめない。

「何か」や「誰か」を敵にすることで、新しい流れを作ろうとしているのだろうか?

それはなんだか、とっても寂しいな、と感じます。

この世界は多面的です。

「白」や「黒」のコントラストだけではなく、その間にある「グラデーション」にも目を向けて生きてゆきたいな、と思います。

表の裏にあるのは、表なのか?


私は、外側との境界線を引くのが昔から苦手でした。

なので、意識して境界を引かないと、世界の凄まじい流れに飲み込まれそうになってしまう。

そんな時には、クラゲの絵を描いて、自分の内側と繋がります。

よあけのくらげ

「夜明けのクラゲ」

キャンバス

「命の在り処」

クラゲが揺蕩う姿から、様々な事を学べます。

いつか死ぬために生きているのです。

それは悲しいことではありません。

「精一杯やりきったなぁ」

そうやって自分を誇りながら、終わるために。

そうして、次の自分に繋いでいく。

それはとても儚く、そして尊いものだと思います。

ミサイルが飛んでようが、疫病が流行っていようが

人間たちが四苦八苦している裏側で

クラゲはただ、いつも同じように漂うだけ。


ありがとうございます🌓


この記事が参加している募集

私の作品紹介

オンライン展覧会

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?