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読書感想-「日本語の文章」外山滋比古
おぼえのある著者だと思えば、「思考の整理学」の人だ。品があるのに面白い。こんな文が書けたらいいな。
■「自由に」書けるのが作文の醍醐味と思っていたが、そこを筆者は憂えている。暗唱や音読で「型」を身につけることもせずに、自由も独創もないと。
■たしかに、昔の人はやたらと文章が上手い。文意の分からぬ漢文を延々と読みくだす教育も、苦いだけの効果はあるようだ。
■名文を書くには読者を見据えることだ、とも。耳が痛い。自己満足の書き散らしでは頭打ちになる。読んでもらい、反応をもらって、文章は磨かれる。軽視して良いはずがなかった。
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