読書感想-「世界をだました男」フランク・アバネイル

中学生の頃に読んで、懐かしく再読。詐欺師が冷や汗をかきながら、飛行機の操縦桿を握るシーンは忘れられない。

■パイロット、医師、法律家、大学講師……と、あらゆる職業になりすまし、偽造小切手をばらまいたフランク・アバネイル。ハッタリと出任せで相手を丸め込む手法は鮮やか。痺れる逃亡術の数々に快哉を叫ぶ。

■若い頃に読んでよかった。世の中は意外とユルく、賢く努力をすれば「人は何者にでもなれる」と教えてもらった気がする。

■犯罪と比べれば、多少は狡賢く立ち振る舞うのもいいじゃないか。そしてこの本は、その手口の百科事典でもある。

https://bookmeter.com/books/67703

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