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読書感想-女神のタクト

好きなことに夢中なだけなのに、壁にぶつかるのはなぜだろう。音楽と向き合う人々の姿に、そんなことを思った

■挫折した人々が集う、小さなオーケストラ。そこに加わったのが少々乱暴な主人公の明菜と、世界の舞台から転落した天才指揮者の拓斗だった。彼らは一歩ずつ、音楽と人生の再生を目指す

■キャラクターの力を借りて、物語は加速し続ける。数々の障壁もぶっ壊し、前へ。特急列車のような小説だった

■「あんた、自分のしたことを全然後悔してなかった。目が常に前を向いてるんや」。その常識外れの前向きさが、心を弾ませ、救ってくれる。

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