TWSNMPのポーリング分析
ポーリングの実施結果をログに記録している場合ポーリング分析Windowを表示して状況を調べることができます。
ポーリング分析Windowの表示
ノード毎のポーリングリストかマップ全体のポーリングリストでログを記録しているポーリングを選択すると<分析>ボタン
が表示されます。このボタンをクリックするかリストのポーリングをダブルクリックすることでポーリング分析のWindowを表示します。
ポーリング分析Window
ポーリング分析Windowには、ポーリングログ、状態分析、数値分析、AI分析の4つのTABがあります。AI分析TABは、ポーリングログの記録モードをAI分析に設定したポーリングの場合だけ表示されます。
ポーリングログTAB
ポーリングTABは、実施したポーリングのログをそのまま表示する画面です。
グラフ:
一定時間(表示期間が1日未満は5分毎、それ以上は、1時間毎)に集計したポーリングログの件数を表示します。
表示件数:
ポーリングログリストの1ページあたりの表示件数を指定します。
<コピー>ボタン:
表示しているポーリングログのリストをクリップボードにコピーします。
<CSV>/<Excel>ボタン:
表示しているポーリングログのリストをCSV形式またはEXCEL形式でファイルに出力します。
フィルター:
ポーリングログの表示を入力した文字列を含む行だけにフィルター表示します。
表示期間:
表示するポーリングログの期間を指定します。
<表示>ボタン:
指定しした期間でポーリングログの再検索をおこいます。
<クリア>ボタン:
ポーリングログを全て削除します。
<閉じる>:
ポーリング分析のWindowを閉じる
ポーリングログのリストには、次のような項目が表示されます。
状態:
ポーリングの実施結果の状態です。
記録日時:
ポーリングログを記録した日時を示します。
数値:
ポーリング結果の数値です。ポーリングの種類によって内容は変わりますが、概ね応答時間などの数値です。
文字列結果:
ポーリング結果の文字列です。ポーリングの種類によって内容は変わります。
状態分析TAB
状態分析TABは、時間毎状態数をグラフ表示するものです。
一定時間内の各状態の件数をカウントして積み上げた棒グラフで表示します。各ボタンの動作は、ポーリングログTABの説明と同じです。
数値分析TAB
ポーリングログの数値をグラフ表示する画面です。数値データの内容はポーリングの種類によって違います。データの内容に応じて自動的にスケールを決めて表示します。下の例では、秒単位の応答時間を示しています。
ボタンの動作はポーリングログTAGの説明と同じです。
AI分析TAB
AI分析TABは、TWSNMPに搭載したAIの分析結果を表示する画面です。ポーリングのログ設定をAI分析に設定した場合だけ、このTABが表示されます。
上のグラフは、最後にAIが学習した時の状況を示しています。回数毎に誤差が減る場合は学習途中、変化がない場合は、すでに学習効果がない状態と示しています。
下のグラフは、時間単位で1日毎の異常度を色分けで示しています。青が正常、赤が異常です。各時間帯のブロックにマウスカーソルをあわせると日時と異常度(偏差値)をポップアップ表示します。ダブルクリックすると、該当する時間帯のポーリングログの数値分析TABを表示します。
上の例のグラフで、赤い部分をダブルクリックすると、
該当する時間帯の数値分析グラフを表示します。この例では確かに、応答時間が異常なデータが記録されています。
AI分析は何を分析しているのか?
TWSNMPのAIはポーリングログの数値データや文字列結果を1時間単位に数値化してグラフに描いたものをずっと休まず見て学習しています。学習した記憶を元に同じグラフをAIが描いてみてどのくらい違っているかを異常値と判断しています。ポーリングによる応答時間やログの件数のは、曜日(平日、休日)や時間帯によって同じような値になるはずです。それは、これらのデータは人の行動に依存しているので時間の影響を受けるからです。休日の早朝は回線が空いているので応答時間が短いが、平日の日中は回線が混んでいるので応答時間がかかる。例えば、
のようなグラフです。長い時間モニタしていれば、AIは休日の夜中と平日の日中の違いを学習して、それ以外の異常値を判別できるようになります。普通の監視ソフトならば、応答時間が0.1秒以下を正常のような設定しかできませんが、AI分析ならばそのような設定をしなくても異常と思われる測定値の判断ができるということです。この方法は、曜日や時間帯によって同じようなデータになるポーリングなら何でも対応できると思っています。
まとめ動画
猫は登場しません。
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