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TWSNMPのインストーラー作りに便利なツール

GWに公開した「TWSNMPのお試し版 その3」では、インストーラーを作りました。

インストーラーを作るために使った便利ツールを紹介しておきます。

復刻版TWSNMPのインストーラー作りの特殊な事情

オリジナルのTWSNMPは、Visual Studioで開発したWindowsのアプリケーションでした。インストーラーもVisual Studio付属のもので作ることができました。
しかし、復刻版のTWSNMPは、ELECTRON

をベースにしてGO言語で開発できるgo-astilectron

を使って開発しています。このgo-astilectronで、Windowsの実行(EXE)ファイルやMacのアプリケーションまでは作ることができます。
純粋にELECTRONを使って開発する場合はインストーラーを作るしくみ

があるので、これを利用すればできます。
TWSNMPもこの方法でもできそうですが、もう少し楽に作れるツールを探すことにしました。

Windos版のインストーラー作成ツール

有償、無償含めて、いろいろなインストーラー作成ツールがあります。
試してみた結果、

を使うことにしました。日本語のチュートリアル

のお世話になりました。XMLでインストーラーの動作を書いてコマンドで作るというものです。GUIで操作して作るタイプではないので慣れないと使いにくい感じがしましたが慣れればこっちのほうが楽になりました。
出来たインストーラーは

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のような感じです。
これを使った実際の作り方は別の機会に書こうと思います。

Mac版のインストーラー作成ツール

Mac版のインストーラー作成ツールもいろいろあります。コマンドで作成するものもありますが、Mac版は、Packages

というソフトを使うことにしました。日本語の説明は見つからないので、英語ですが

のお世話になりました。こちらは、GUIなので簡単に作成できました。できたインストーラーは、

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のような感じです。

このツールを使ったMac版インストーラーの作り方も別の機会に書こうと思います。

Mac版のディスクイメージ作成ツール

Packagesは、pkgファイル(インストーラー)を作成しますが、Macのアプリケーションは、dmg(ディスクイメージファイル)で配布する方法もあります。ダブルクリックするとフォルダが開いて、Appをアプリケーションフォルダにドラック&ドロップするタイプです。
このディスクイメージファイルはMacに標準で付いているコマンドで作成することもできますが、

を使えば簡単に作成できます。アプリストア

からもインストールできます。
TWSNMPでは、Packagesで作ったpkgファイルを、このツールでdmgファイルに変換して配布ファイルを作っています。

配布するためにまだやることがある

ここで紹介したツールを使えば、インストーラーを作ることができますが、最近のOSはダウンロードしたファイルに厳しいので配布するファイルに電子署名をする必要があります。その方法についても別の機会に書こうと思います。

つづく



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