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プログラマー探偵の事件簿:背景画像がメモリを蝕む

その事件は、2年の間、誰にも気づかれなかった。

助手の猫と共に、ポーリング辞典の解説動画を作っていた。
実際に監視で使っているTWSNMP FCを操作している時に、ある異変に気づいた。

何故か、ノードリストやポーリングリストの幅が狭くなっている。


ブラウザーの開発者ツールで見ても、幅の指定は間違っていない。
最近、追加した描画アイテムの影響かと思った。
しかし、同じように描画アイテムを表示している
開発用のTWSNMP FCの画面では、幅は変わらない。

なぜだ!

ブラウザーの開発者ツールを開いたまま、マップ描画を更新してみた。
すると、キャンバスのエレメントが増えて行くことに気づいた。

これを見ていた助手の猫が一言、

わしは、背景の画像を読み込む時の処理が怪しいと思う。

たしかに、その処理で、新しいキャンバスを作っている。
最近、追加した描画アイテムのイメージの読み込みでは、
新しいキャンバスは作っていない。
試しに、背景画像を読み込む時に新しいキャンバスを作る処理(new P5())をやめてみた。

不可思議な現象は、ピタリとやんだ。

そして、この問題はメモリーをも蝕む、重大な問題であった。

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