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TWSNMPのデータベース統計情報

何らかのデータベースを使ったソフトウェアを作ると、データベースの使われ方(統計情報)を知りたくなります。データベースのアクセス性能は足りているのか?サイズはこの先どうなっていくのか?知りたいことは沢山あります。たぶん、知りたいのは私だけではないと思います。
という訳で、TWSNMPでも統計情報を表示できる機能を付けました。その説明です。

データベース統計の表示方法

ツールバーの<データベース情報>ボタン

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をクリックします。データベース統計情報のダイアログが表示されます。

データベース統計情報ダイアログ

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更新時刻:
表示している統計情報を更新した時刻です。
サイズ:
現在のデータベースのサイズです。
起動時期:
データベースを起動した時期の情報です。画面の例では12時間前に起動したということです。
総件数:
起動してから登録したデータの総件数です。データベース自体の総件数ではありません。(表示するとものすごい負荷がかかるのでやめています。)
平均件数:
起動してからの毎秒平均の登録件数です。
件数:
1分間に登録した件数です。
最大件数:
起動してから1分単位で計測した登録件数の最大の値です。
傾向:
1分間の登録件数をグラフで表示したものです。データベースへの書き込みの増減を見える化しています。
速度:
実際にデータベースへの書き込みに使ったCPUの時間と書き込んだ量から計算した速度です。
最大速度:
起動してからの期間の速度の最大値です。概ねお使いの環境のデータベース書き込み性能を示していると思います。syslogなどをこの速度で受信しても書き込めるということです。

TWSNMPのデータベースについて思うこと

TWSNMPのデータベースは、

を使って実現しています。ORACLE,MySQL,PostgreSQLなどのレガシーなデータベースとはちょっと違うものです。データベースというよりもキーバリューストアというほうが正確ですが、わかりやすくデータベースと言っておきます。
これを使ってみて高速なことやファイル1つで管理できることなど良いことは沢山ありますが、一つだけ気になっているのが、バックアップです。Mac OSの標準のバックアップを使用すると、毎回、データベースファイル全体をバックアップしているようで、かなり時間がかかっています。データベースのファイルを1つではなく分割したほうが、バックアップは効率的ということがわかりました。(Macのバックアップからは除外しました。)
このデータベースで250GBぐらいまで、動作することまでは確認できました。100GB以下で使うのがよいと思います。

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