マガジンのカバー画像

SIDE TRACK(サイド トラック)

74
トゥーヴァージンズ発の新たな連載メディアです。 本線(本来の道)とは別の“もうひとつの道”。 そんな脇道にふと入っていった先に、 まだ見ぬ言葉や文章、景色との新たな出会いがありま…
運営しているクリエイター

記事一覧

第15回 脚本家は撮影現場に行くべき?

数年前からインティマシー・コーディネーターという職種をよく耳にするようになりました。僕自…

第15回 明日に向かって祈れ!

みんな、休日はどう過ごしているの? ずっと気になっているよ。特に、わたしと仲良くないひと…

第14回 共同で脚本を書くことの面白さと難しさ

ドラマや映画作りにおいて脚本という作業は基本的にたった一人でやるので非常に孤独な作業とな…

第14回 さやけき園

高校の同級生で落語家になったひとがいて、真打に昇進することが決まったらしい。すごいことだ…

26 狂気と正気

人は基本動物で、動物のままなのが、イコール人間の狂気なのだと思う。 なぜ始まったのかもう…

第13回 着想はどこから得るか

この4月からシナリオ作家協会が主催しているシナリオ講座というところで講師を始めました。以…

第13回 ムイシュキン

この文章は、筆者による世直しの提案である。私事で恐縮だが春から勤務地が変わり、著しく混雑することで有名な路線を利用して職場へと通う日々を送っている。満員電車を蛇蝎のごとく嫌うひとがいる一方で、わたしはそこまで嫌いではなく、致し方なしというか、むべなるかなというか、関東圏で暮らす利益を享受する者としてこれくらいは我慢できるかな、くらいの位置付けとしている。 この位置付けが甘かったと後悔させられるほど、当該路線は苛烈である。四月のはじめの頃は、息を吸うたびにみぞおち付近が鈍く

25 でべそとボタン

子どものころ、でべそだった。 母は、わたしを病院に連れていった。 医者は、「成長につれて…

第12回 「ダメな人」を書くのはますます難しくなる

僕のシナリオにはよく「悪い人が出てこないよね」と言われます。これはまったく褒め言葉ではな…

24 存在と情報

存在とは、言い換えると情報のこと。 存在感があるとは、つまり情報量が多いことなのだろう。 …

第4回 「今年は服が来る」

先日渋谷に行って確信した。服は流行っている(これマジ)。 以前何かのテレビ番組で「今年は…

23 花火とケンカ

花火は、ケンカだ。 ケンカは、花火なのだ。 どちらも、内部情報の短時間での全暴露。 だから…

第12回 天使と尼僧

「『ブッダ』を繰り返し読んでいたせいで、輪廻転生の考えが染みついてしまって、だからクモを…

第11回 脚本家のギャラ事情

脚本家っていったいどのくらいのお金をもらっているのでしょうか。脚本家に限らずあの仕事ってどのくらいの収入を得ることができるのだろう、と気になる職業はたくさんあります。例えば、箱根駅伝で活躍するような大学の駅伝部の監督さんはどのくらい給料をもらっているのだろうかとか、大道芸人の方の年収はおおよそいくらくらいになるのかとか、僕は気になっていました。脚本家の収入に関してはどのくらいの人が気になるのかわかりませんが、脚本家になりたい方は大いに気になるところかと思います。 僕の所属し