経営・管理ビザに関するよくある質問
外国人が日本で起業したい場合、「経営・管理」という在留資格を申請します。経営・管理ビザは、就労ビザの中で、一番難しいビザです。今回は、経営・管理ビザに関してのよくある質問を初回します。
どんなことが審査されますか?
主に、3つのことが審査されます。
①会社の資本金が500万円以上あるか、
②独立した事務所があるか、
③事業計画の根拠書類があるか。
この3つについて、さまざまな書類を提出する必要があります。例えば、③については、取引先候補の一覧、テストマーケティングの分析レポート、元上司や専門家からの推薦状などです。
経営・管理ビザの審査期間はどれくらい?
経営・管理ビザを申請してから結果が出るまでの期間については、出入国在留管理局の発表では、2~3ヶ月程度となっております。実際には、これより短い場合も、長くかかる場合もあります。通常、経営経験のある方、学歴の高い方、会社の規模が大きい(資本金、事務所の広さ等)場合、早期に結果が出ることが多いです。
経営・管理ビザの審査が終わるまでの間、先に事業を行っても大丈夫ですか?
状況により異なるのですが、幾つか条件があります。就労ビザを持っている方の条件は以下です。
①今勤務している会社を辞めていないこと。
②設立した会社の売上が今の会社からもらう給料を超えないこと、
③経営・管理ビザが許可されるまでは、新会社の売上から給料を得ないこと。この3点です。
留学生が経営・管理ビザを申請する場合、注意することはありますか?
学生時代に、法律で許可されたアルバイト時間を守っていたか、出資金500万をどうやって用意したのかを、説明する必要があります。また、その証拠書類も必要となります。
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