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ITニュースWEB 23/02/17

インターネットで飛び交う、今週1週間のIT・科学・経済のニュースを 独自の視点で振り返る「ITニュースWEB」は、、、

どうする日本!!気球どころじゃないぞ!中国との平和的対応如何に、、、

アメリカ政府が2023年2月4日からの8日にかけて北米上空に現れた中国のものと思われる気球を未確認物体として戦闘機F-22などで撃墜したことで物議を醸していますが、これらを受けて、実は日本にもこれまで2019年11月の鹿児島県上空ほか20年6月の宮城県上空、21年9月の青森県上空計3件の未確認飛行物体を確認していたことを明らかにしました。

アメリカが3つの「未確認物体」を撃墜、「エイリアンの乗り物ではない」と当局(23/02/14)
https://gigazine.net/news/20230214-unknown-objects-no-aliens/

日本に飛来した「中国気球」、人工衛星では困難な「任務」のため?(23/02/16)
https://www.asahi.com/articles/ASR2J3DBJR2JUTIL002.html

アメリカの撃墜を受けて2〜3日前には日本でも飛来したら撃墜する用意があるみたいな話をしていたにもかかわらず、2020年の宮城県上空に現れた際には記者から質問された当時の河野太郎防衛相が「安全保障に影響はない」とか「気球に聞いてくれ」などといい加減な対応をしていたことが発覚。

行き先「気球に聞いて」と河野太郎氏…宮城上空で偵察用気球が確認された当時語っていたこと(23/02/15)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/231360

当時の気球をいまさらながら「中国の偵察用気球と推定される」と発表したことでさらに中国外務省から「顔に泥を塗られた」などと反発がありました。

中国「顔に泥塗った」日本に反発 専門家「20年前から“気球”目撃」 河野氏が釈明も(23/02/15)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000287783.html

今後の気球への対応を迫られる中、さらに問題が勃発、、、

気球やTikTokだけじゃない WeChatという中国の「侵入口」(23/02/16)
https://forbesjapan.com/articles/detail/61010

この記事によれば、2020年にはトランプ前大統領の指示で全米で利用禁止になっていた中国のチャットアプリ「WeChat」がバイデン大統領になって撤回されたため、気球からのスパイ行為どころか、「WeChat」利用によるあらゆる個人情報が中国政府にダダ漏れしているというのです。「WeChat」は世界全体で12億人超と言われていますがその多数は中国本土での利用者。ただ海外からも利用できるため、中国政府が気に入らない投稿などがあればたちどころに制限がかかる仕組みが搭載されていることは知られた事実なんだそうです。中国人はそれを知った上で利用しているそうで、なぜなら「WeChat」に日常生活で利用しているアプリのほとんどが搭載されているため(例えばWeChat Pay(微信支付)などの決済アプリなど)、使えなくなることイコール生活できなくなれることなんだそうです。

米国に住む中国人ユーザーは約150万人、日本にも30〜100万人(推定)近くの中国人ユーザーが存在するとされており、彼らがある意味中国政府の手先として知らず知らずのうちにスパイ活動させられ日本のさまざまな事情がダダ漏れしているかもしれません。気球で大慌てする前に中国製のアプリの確認もして欲しいものです。因みに最近大ヒット中のAIアバターアプリ「SNOW」は開発元は韓国のネイバーの子会社「Camp Mobile」のようですが、画像認識技術に香港のAIベンチャー商湯科技が協力しているとあるので、ちょっと気になります。みんなの顔画像がダダ漏れしてたりして、、、。

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