そういえば短歌
今年(2020年、2012年に解散した東京事変が復活した年)の一月から短歌をつらつらと作っているのですが、今までまとめたことがなかったので10首ほど、自分のものから選んでみます。(短歌投稿アプリ「うたよみん」と短歌投稿サイト「歌の日」から)
「専用」の安心感が欲しかった ハサミとハサミカバーみたいな
隣より一部になってしまいたい 蛋白質的終わりがほしい
(気づかない細かく刻んだおかげだな)(ここまでするなら食べてあげよう)
嫌なこと2割くらいはきみのせい あと8割はきみがいないせい
おはようが理想をこえた音程でたぶん最初のうたなんだろう
ろうそくを部屋にならべて真ん中に布団をしいた 星の夢見る
空色のトカゲを一匹買いました 野菜をすこし食うことにします
みぎみみに深海ザメの音をきき海の歴史のようなあなただ
はじけとぶ飛沫はからだと同じ分 物理は知らないアナコンダ二匹
はいそこで、カメラは春を写します あなたは風になってください
今年は特に詩歌の面白さに気づく年になりそうです。家にいてすることがない時間を短歌制作にあててみるのも面白いかと思われます。
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