桜の花と温暖化

桜の季節も終わってしまいましたが、新入生(新入社員)の皆様おめでとうございます!

ところで・・・

桜ってこんな白かったですっけ?

種類にもよると思いますが、昔と比べてピンクの色素が薄くなり、どこも白い桜ばかりのような。

そして開花時期も去年に続いて過去最速を更新しました。咲いたと思ったら、すぐに散ってしまう。。。

入学式なんかは桜が満開の時に写真をとっていた記憶があります。

年を重ねていくと時間が早く感じたり、視力が悪くなったり、自分の記憶力の問題かなと思いましたが・・・どうやら違うようです。

地球温暖化が桜に与える影響

少し古いですが、こんな記事がありました。

桜は、その年によって、花の数や色が異なります。そのほとんどは、前年の夏の気候が影響しています。夏は桜にとって、成長の季節。葉桜の時期は、桜は根から吸い取った養分を枝先に運んで光合成を促し、それが落ち着つくと、今度はその養分は幹に回ります。本格的に幹が太りはじめるのはお盆過ぎ。この頃、次の春に花を咲かせる花の芽が出来るのです。これをゼロ芽といいます。つまり、桜の花はこの時期に準備が始まるわけです。いったん芽吹いた桜の芽は、植物の生理現象で、冬の間に、つぼみの中にどんどん、どんどんエネルギーを溜め込んでいきます。それがある時期になると、ぐうっとふくれ、ちょうど15度から20度くらいの気温に定まったときに、花が開くというわけです。
ただ、最近は、冬がなくなってきているので、桜も完全に変わってきています。まず今年は色が出ない。以前はもっと濃かったのです。    【WWF「World Wide Fund for Nature(世界自然保護基金)」ホームページ
目撃者の証言:桜と地球温暖化】https://www.wwf.or.jp/activities/climate/witness/2009/08/post/

桜が見られなくなるかも

暖冬といわれる昨今の気象がこれ以上に進んだ場合、桜が開花できない可能性もあるようです。

実際に鹿児島の一部では、冬に花が十分低温にならずに桜が咲かないといった事例があります。桜は夏に成長して、冬の寒さを乗り越えてようやく開花します。冬の寒さがないと咲かないのです。(休眠打破がうまく働かない)

2100年には東京で桜がみられなくなるかもしれないというシミュレーションも出てきています。

最後に・・・

私はその頃は生きていませんし、多くの方も同様だと思います。

SDGsについて誰かに話すときには、必ずと言っていいほど、『子供』や『孫』の世代に豊かな社会や環境を引き継ぐといったフレーズがあります。

気候変動に関しては、取組をしてすぐに結果が出ることはありませんが、長期的な変動でここまで温暖化が進んでいるわけですので、長期的に我慢比べのような感じでコツコツと皆が環境に配慮した生活をすることが重要なんだと思います。


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