名古屋の選手の新型コロナ陽性報道から今までの流れをみて僕らはどう考える必要があるのか？
新型コロナの感染はしばらく落ち着くこともない最中ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
僕は0655のたぬくじ3でかき氷運がアップしたのでかき氷が食べたいです。
日々たいしたことはしてないですが、一応今はエッセンシャルワーカーの枠組みの中で働いているので、日々の報道に対して思うことが若干違うところがあるのかな、と思います
ので、少しばかりコメントを残したいと思います。
携帯からなのでリンクがURLです(やりかたわからん)
全体的な流れのまとめ
J公式からも経緯がまとめられていますので、この件について言及するなら必ず目を通した方が良いと思います。
https://www.jleague.jp/sp/news/article/17472/
まずは名古屋グランパスの選手・スタッフから再度新型コロナ陽性者がでた報道がありました。
リーグ再開前から、金崎選手が陽性報道があったので二度目か、とは率直に印象を持ったところはあります。
次に、7/26の広島-名古屋戦が中止。
理由はPCR検査を実施したものの、陽性者の確定から濃厚接触者の特定までのプロセスに時間が足りず、出場可能選手を確定できないため、が主たる理由。
この判断は試合開催に固執していない部分でとても素晴らしい判断だったと思います。
無理やり開催することで、実は濃厚接触者がいて、陽性者増えました！が最悪のシナリオ。
今後のスポーツ興行全体のことも考えてベストの選択だったと思います。
そして今、本当かどうかわからないですが、柏レイソルから名古屋との試合を延期してほしい、という報道が出たようです。
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2020/07/28/kiji/20200728s00002179104000c.html
この辺までの一連の流れにちょっと危うさを感じています。
何が危ういのか
特に柏の延期要望の報道ですが、これが極めて良くないです。
PCR検査を根拠として陰性であればOK、が原則。加えて陽性であっても濃厚接触者を特定し、そこから除外された選手で規定人数が用意できたら試合を開催する流れで進めていたはず。
8／1の試合については十分な時間があり、陽性者と濃厚接触者の特定はできるはずです。
ですが、その流れを現時点から陽性者がいたのであれば試合をしたくない、とも取れる報道が出てしまいました。
陽性者がいるなら怖い、という感覚は十分理解できますが、正しく怖がる必要があります。
そもそも柏側の主張を汲み取り、延期要望を認めるロジックで考えると今季の開催が否定されます。
・陽性者が出たならまだ他にいるかもしれない
・検査をしていてもそれが信用できない
この判断でいくと、あらゆる行動をすることが困難になります。
柏のあたりも物流センターもあるので、物や人の流入がかなりあるので、自分たちも活動エリアもなかなかのところが…
でも、僕の伝えたいことは柏レイソルの判断を責めることを伝えたいわけではありません。
この流れへの所感
僕の伝えたいことは、自分のためにベストな判断ってなんなのか、を考えることに慣れて欲しい点です。
柏の判断は、陽性者出したクラブとなんか試合したくねーよ(超意訳)と取れますが、自分たちが陽性者を出した場合、同じことを言われる可能性が極めて高いわけです。
僕らは大丈夫の根拠もないですし、リーグとしての判断も例外を許すわけにいかないので、今後同じ判断をし続ける必要が出てきます。
これは自分たちも守られていません。
また、確かに名古屋は二度にわたって陽性者が出している事実はあります。
名古屋はなんでまた？管理ずさんなんじゃねーか？みたいな反応もあるっぽいですね(そういう反応する人に興味ないから調べてませんが)
でもそこで大事なのは、しっかりと検査をしているからこその陽性者の特定であり、大事に至る前に対処できている事実を評価することが重要です。
陽性になりたくない、俺が陽性だと試合が開催されない、となると検査に臨むのがネガティヴな印象が強いと、選手のモチベーションにも深刻な影響が出てくる可能性があります。
今回の名古屋のケースをモデルケースとして、陽性者が出た場合の試合開催ルールとして策定し、試合が開催される流れとして周知することで、本当の意味で安心した試合開催に繋げることができるはずです。
中止はリーグを守るための判断であって、名古屋グランパスというクラブ、関係者、選手を悪者にするための判断ではないことを観戦する側まで認識できている事で、転じて自分の応援しているチームも守られるための判断になります。
伝えたいこと
たった1試合で…とは言い難いことは僕自身も浦和のサポーターですので認識しています。
広島は被害者のような構図がありますが、被害者だと思っているひとはいまだに新型コロナが自分ごとになっていない、と言わざるを得ません。
僕は名古屋というクラブは正直相当好きではないところに属しますが、今回のような日本にサッカーのある日常を守るために名古屋がしっかりと報告したこときっかけに悪者になることは全くいい気分がしません。
自分たちが当事者になったとき、立ち上がりやすい環境づくりを意識して欲しいと思います。
おまけ
この件について、いつでもいい時間帯の原博実氏からもコメントが出ています。
こちらもチェックし、ピッチ外でも的確な認知と判断をしていただければと思います。
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