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再び、メイのもとへ(1)【ナツキの視点】

2日後の早朝、僕はまた街に向かっていました。

ビジネスミーティングのためです。

その日は、未明からものすごい雷雨に襲われていました。
今回は車での移動でしたが、残念ながら、その雷雨を追いかけるはめになりました。

まだ明け切らぬ空を切り裂く稲妻をみながら、車を進めるのは、なんとも言えない心のざわつきを感じていました。

それは、僕の世界に飛び込んで来たツインレイという衝撃のようでした。



うねる山間の道を運転しながら、この3日間のことをつらつら考えていました。

信じられない感触から、突然現れた恋人。
そして、濃密な文字の会話。
そして、突然吹き出す詩という情熱。


毎日を珈琲に打ち込んで、それ一色の生活だった僕の人生に、突然色が吹き出したような感覚でした。
こんなにいろんなことが起きるなんて・・・。

次第に、人家が増え、街に近づいて行きます。

そして偶然か否か。
道は、メイのうちのすぐ近くを通っていました。

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