あなたはわたし(6)【ナツキの記憶】
メイは人気のない神社の裏手に、僕を誘いました。
友人としか思っていない僕は、当然のように付いて行きました。
そして、彼女はおもむろに・・・、
もうひとつのお社を、僕に紹介しました(^^;。
読者のみなさんの期待を裏切ってごめんなさい(^^;。
もちろんその時の僕には、
なんの予感も期待もありませんでしたら、そのまま誘われるまま、そのお社に入りました。
メイは、冷静な僕にどう思っていたのでしょう?
メイの説明を聞きながら、新たなお社に手を合わせました。
さっと、祈りを終わらせた僕に対して、
彼女はまた、
ずっと手を合わせていました。
メイさんは何を祈っていたのだろう?
続く長い祈りは、僕には少し不思議なことに思えました。
振り向いたメイは、さらに僕を誘いました。
実はね、本当にすごいのはここなの。
そのお社の裏手の小さな山のような所に案内します。
ここの上に、本当のお社があるらしいの。
でもね、ここは入れないの・・・。
彼女は残念そうに、その小さな山?を見上げていました。
その山のような、盛り土のような場所は、
確かにフェンスで囲まれていたのです。
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