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再会⑦【メイの記憶】

タクシーは静かに私を駅に連れて行ってくれました。

駅では
桜の花が風に揺れ
青空とともにそこにいました。

何故か

何故だかわからないけれど

心の奥から
何か、想いが溢れてくるような
そんな気がしていました。

最初に行った目的と

帰り道は違った自分になっていたようにも思えました。


ナツキの思いがけない一面を見てしまったのと

ナツキのその姿、言葉、行動が
私の心にものすごく響いているのを感じました。


でも、ナツキがツインレイであるのか
どうなのかはわかりません。


何が起こっているのかも
表面的には理解できていません。


ただ、確かな方向に向かっているような気がするのと

もう少し、確かめてみないと
なんともわからないなぁ


というのが本音でした。


帰り道、メッセージを送りました。


メイ
ナツキさん、今日はありがとうございました。
なんかアースしてもらったような抜けた感じ。
珈琲もすごくおいしかった。
し、でもどちらかというと、私はナツキさんに逢いにきたんだなーと思いました。
なんだかわけのわからない話を受け止めてもらって
この地球に安心な場所を得た感じです。
本当にありがとう。
電車の時間があったので、最後お話できなかったけど
また行くのでわけのわからない話をまた聞いてね!


そしてその日の夜に帰ってきた返事は

ナツキ
いつでも聞くよ!(^^。
来てくれて、本当にうれしかった。
時間をくれた家族の方にも感謝。
これからの日々を応援しております(^^。


わたしたちはこのとき
またお互いをお互いとして
全く認識していませんでした。

私も、まあ、また機会があれば会うだろう。ぐらいにしか
思っていなかったと思います。

そして次の日にはこう返事を返していました。

メイ
ありがとう!
ナツキさんも昔とは遥かに異なる大きなエネルギーだったよ。
ナツキさんが私に見ていた姿は
わたしに見えていたナツキさんの姿と多分一緒。
今度は緑が生えそろう頃にいけたらいいな(^^)


確か、二人の話の中で
わたしのエネルギーが大きくなってる、昔と違うとか
そんな話をナツキがしていたので
それについてこう返信しました。

そして
新緑の頃に行きたいと返事しているので
そんなに長いスパンを空けずに
逢いたいなぁとは思っていたようです。

このあとは、ナツキが
まってますねー

って返事がかえってきて

わたしが
はーい

って返事をして終わっています。

そんな感じだったんです。

再会する必要があるなら
もう一度会えるかな。
そのときはそう思っていたのかもしれないですし

ある程度距離感を保つ必要がある

理性も働いていたんだと思います。


でも、そこでメッセージも終わらせるつもりでも
いたのですが


どうしてもまた送りたくなってしまうのです。

ナツキと言葉を交わしたくなってくるのです。


そして、それから再度
再会するまでの1ヶ月半。


メッセージを送ったり、送られてきたメッセージで
一喜一憂してみたり
メイの迷走はもう少し続いていくのでした。

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