一歩踏み出すこと②【メイの視点】

宇宙からインスピレーションが来てしまったその週、

私は別件で

再度、ナツキの実家の近くを訪れることになっていました。

それならば、

と

私は、再度、お墓にお参りしに行こうと思っていました。

予定より、早めに自宅を出て

ナツキの実家のお墓にお参りしました。

私は、また答えを求めていました。

インスピレーションをもらったからといって

やはり私も人間ですし

心配、不安が必ずあるわけです。

私は、不安なんです。という心の内を
打ち明けました。

すると、こう返事が返ってきました。

あなたの全てをナツキに明け渡しなさい。
あなたのその
苦しみ、痛み、悲しみ、怖れ
それをすべてナツキに明け渡すのです。
隠さなくて大丈夫。
それがナツキの喜びでもあるのだから。

安心しなさい。

そんなメッセージを頂いて
私は、涙が零れ落ちました。

ふと、肩の力が抜けたような気がしていました。

手を出しなさい、と言われている気がして

私はそっと両手を伸ばしました。

前回、お墓で感じたような
緊張感は解け

何か包まれているような感じがしました。

私はお礼を伝え

そのお寺を後にするのですが

そのあと、知人と
再度、そのお寺を訪れることになります。

結局、その週は、そのお寺に
三回足を運ぶことになりました。

３という数字は
いつも私に念押しの数字として
やってきていました。