Lesson 001-発声のための、姿勢
■ 発声で、一番大切なのは、 【 姿勢 】
立っていても、座っていても、
上半身の力を抜き、背筋をまっすぐにしましょう。
・肩に力が入りやすい人
鼻から息を吸いながら肩をあげて、口から息を吐きながらストンと落としてみましょう。
・猫背、肩が内側に入る人
手のひらを下にすると肩が内側に入りやすくなります。猫背で悩んでいる人は、手のひらを上に向けてみましょう。胸も開きやすくなり、体も心もオープンになります。
■ 基本姿勢
▼ イスに座る場合
① イスに浅く座り、ヒザが90度になるように足を地面につける
体の重心が、足首のつけ根に落ちます。
② 上半身を真っ直ぐに伸ばす
頭のてっぺんが、まっすぐ天井に引っ張られているイメージで、上半身を吊り上げます。
③ 坐骨(骨盤のとんがっている部分)に上半身をのせる
お尻の下を触ると、硬いところがあります。そこが坐骨です。姿勢をまっすぐにすれば、坐骨に座ることができます。
④ 目線は自然と、自分の目の高さより少しだけ上になる
地平線に太陽が沈むのを見ているイメージです。目線が落ちると、首に力が入ってしまうので注意しましょう。
坐骨に座っている感覚がわからない・・・
「猫背←→反り腰」を交互に繰り返してみると、坐骨に座ったポイントが見つけやすいです。
【NG姿勢】
【NG】猫背
頭のてっぺんが前を向いて、背中が曲がってしまいます。
【NG】反り腰
「気をつけ」をしようとすると、がんばりすぎて腰が反ってしまい、頭のてっぺんは後ろに向いてしまいます。
このように、【NG姿勢】では坐骨も立ちません。
▼ 床に座っている場合(正座・あぐら)
正座をすると、イスに座っているときと同じように坐骨に座ることができます。
・正座をするときは、かかとの上に自分のお尻をのせる
足の指先は重ねず、真っ直ぐにしましょう。
かかとの上に上半身をのせると、坐骨に座れます。
・あぐらを組むときは、お尻の後ろ半分に座布団を置いて座る
少し前傾姿勢になることで腰が入りやすくなり、猫背になりにくいです。
・・・
基本姿勢ができたら、上半身を吊り上げたまま、首から下の力を抜きましょう。呼吸は止めないよう気をつけましょう。
この記事は、随時、更新していきます。
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