【現実を錬成するシリーズ62】 あなたの潜在能力を開花させる方法
『あなたが夢を叶えるために必要なのは能力じゃない。"オーダー"だよ。』
(前回まではこちらから↑)
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「オーダー??いったいなんの話ですか?」
『みんなね、自分の願いを叶えるために大切なものは
"能力"だと思っていることも少なくないのだけど
大切なことはオーダー、つまり、"何を望むか?"のほうなんだよ。』
「へー。詳しく教えてください。」
『あなたさ、以前、突然今までと"真逆の能力"が発揮されたことがあったよね。』
「ああ!あのときですね!
転職して、自分にはムリ!向かない!みたいな気持ちで働いていた職場で、突然、最高に向いてるわ!って思えるようになった時の話ですね。」
『その話、ぜひもう一度みんなに教えて欲しいんだよ。大切なことだから。』
「はい。私は今までの人生、
ずーっと、一点集中型の人間だと自分のことを思ってきたんですよ。」
『うんうん。一点型の人間??』
「はい。昔から、"あなたは一点を見る人。集中すると周りが見えなくなる"って言われてきたんです。だから、それが自分の個性だと思ってきました。」
『うん。個性か。
だからこそ、それを活かせる仕事を目指してきたんだよね。』
「はい。目指しました。最初の頃は特に、1対1で人と深いやりとりをするような仕事。専門を極めるような仕事。そういう仕事を目指してきたんです。
だけど、、転職とかもして、
最終的に…当時の自分からしたら、自分にまったく向かない仕事に就いたんですよ。」
『まったく向かない?』
「はい。その仕事は、1人か2人で十数人を見ないといけない仕事だったんです。例えるなら、"教室"みたいな感じだけど、別に椅子に座ってもらって、授業するわけじゃないから、毎日てんやわんや。自由に騒いで動き回る、人の指示をまったく聞かない十数人をともかく、
せめてケガだけはしないように見守らないといけなかったんですよ。」
『つまり、"一点集中"ではなくて、"全体視野"が必要だったわけだよね。』
「はい。人生でこんなに向かない仕事に就くのは初めてだと思いました。興味はありましたが、ついてみたらやはりというか… 。 1番苦手なぐらい。
1人を必死に対応してたら、他の人たちが何してるか、
全く見えなくなってしまう。
運良く採用されましたが、、
最初はきつくて、、先輩にフォローされるばかりで、ほとんどできませんでした。あきらめモードだったんですよ。向かない。私には合わないって。」
『向かなすぎる、と思っていた。』
「はい。しかも、周りとの温度差が激しくて、、
みんな仕事大好きで熱意があるけど、あきらめモードの私は、"お金のために働いてる"、みたいな気持ちになっていたから、どんどん一緒に働く人たちとの
見えない壁が広がっていったんですよね。」
『それはきつかったねー。』
「はい。だけど、ある時、転機が訪れたんですよ。」
『転機??』
「見ている人たちの中の1人が、私のことをすごく好きになってくれたんですよね。」
『気に入られたのか。』
「そうです。あんなに仕事にやる気がない私を見ていたはずなのに、《好き》だと思ってくれたんですよ。
私はそれまで、"自分が仕事で活躍できること"が大切だったんです。向いている仕事、好きな仕事、成長できる仕事、みんなに褒められる仕事。
"仕事ができると言われる自分"が好きでしたから。」
『うん。』
『だけど、その時だけは違いました。
私が仕事をする目的は、自分が活躍できたり、自分を好きになれる仕事をすることではありませんでした。
今、目の前にいるこの人の前で、ここにいる人たちの前で、恥ずかしくない"在り方"をすることに変わったんです。』
『恥ずかしくない在り方って言うのは?』
「あきらめないこと。向いてないからと逃げないこと。
手を抜かないこと。言い訳をやめること。
全力で仕事をすること。
でなきゃ失礼だろ!って、心底思ったんです。この人たちのためにね。」
『つまりさ、"自分が仕事で活躍したい"から
仕事をする目的が、"目の前の人のために"に
一点集中したわけよね。』
「はい。それまでも、"目の前の人のために"はあったけど、もっと上に行きたい!もっと認められたい!もっとできる人になりたい!みたいに野心や欲がムクムク湧いてたんですよね。」
『うん。
だけど、その時だけは、純粋に目の前の人のためだった。』
「はい。欲が消えたんです。仕事が、誰のためにあるのか、そのときやっとわかったんですよ。
その時です。突然、能力が降りてきたのは。」
『能力??』
「急に"すべて"見えるようになったんです。」
『すべて?』
「十数人の動きが、"すべて見える"ようになりました。今何をしたらいいのか、全体にとっての最善がなんなのか、突然、答えが全部インスピレーションみたいに降りてくるようになったんですよ。
あれだけ、1つに集中すると、周りが見えなくなる人間だったのに。」
『ってことは、、突然、今までと"真逆の人間"に変わってしまったわけだね。』
「はい。あれだけ一点集中だと思ってきた20数年がなんだったのか、というぐらい、
《全体が見える人間》になってしまったわけです。」
『うんうん。
これってさ、オーダーが変わったから起きたんだよね。』
「オーダー??」
『そう。あなたはそれまで、自分は一点集中だと思い込んできたじゃない?
実際、その方が得意だったし、他人にも言われてきた。』
「ええ。"一点集中"こそ、強みだと思ってきました。」
『だから、それを活かせる仕事。が仕事をするオーダーだったわけでしょ?』
「はい。向いてる仕事。得意を活かせる仕事。スイスイできる仕事がいい!と思って。そうした仕事を探してを選んできました。昔は。」
『それに、仕事をしてる時も、"自分の活躍"に意識が向いていたでしょう?』
「はい。私はできる!とか、人から認められた!とか、
自分に自信を持てる場所が、職場みたいに思ってきたんですよね。その仕事に就くまでは。」
『だけど、それってさ
あなたの能力に、反対に制限をかけていたのよ。』
「制限を…かけていた??」
『うん。あなたは自分は"一点集中が得意"って思ってきた。それが周りに認められることだと思ってきた。
それは反対に、"周りを見ることは得意でない。
全体視野がある人間ではない"と、自分に対する
"思い込み"にもなっていたわけだよね。』
「思い込みか。
たしかに、ずっと苦手!って思ってきました。だから、わざわざ"できるようになろう"ともしなかったんです。」
『うん。苦手を捨てることはいけないことじゃないよ。
だけど、あの仕事ではその能力が必要だった。』
「はい。。。」
『あなたは、目の前の人のために、目の前にいる人たちのために仕事をするには、どうしても
その能力が必要だったんだよね。』
「はい。だからこそ、本気で願ったんですよ。
ここにいる人たち、"みんなを助ける"って。
そして、この人達の未来を支えるって。」
『だから、その能力が湧いてきたんだよ。』
「それって、
オーダーが変わったことで
潜在能力が引き出されたってことですか??」
『そう。この世界は、
オーダーが変われば、能力は自然と降ってくる。』
「降ってくる?」
『あなたが言ったみたいにインスピレーションやアイデアが頭上からポンポン降りてくきたり、
身体が軽やかにサクサク動けるようになったり
見えるものが広がったり
ゾーンみたいに集中力が上がることもあるだろう。』
「へー。オーダー1つで、そんな別人みたいに変わるなんて。」
『ただし、降ってくるのは"願ってから"だよ。
本気で願うまで、能力は"封じられた"ままなの。』
「【覚醒】みたいな感じか。
たしかにあのときは、"内なる神に身体をゆだねる"みたいな感覚だったな。いや、インスピレーションは頭から降ってきたけど。」
『願いの視点がとんでもなく高くなったから、
だから、潜在能力が解放された!って感じなのよね。
今のあなたの視点と比べてね。』
「願いの視点か…。私利私欲を捨てる代わりに、
壮大な未来を思い描いてましたね。あのときは。」
『こんな話知ってる?モーセが海を割った話。』
「奴隷を解放するために、海を割ったんでしたっけ。」
『海が割れるわけないってふつうは思うでしょう?
でもね、本気で海を割る必要があるんなら、海だって割れるさ。この世界、具現化なんだから。』
「うん。でも、私たちは本気で海を割ろうとは思わない。本気で、奴隷を助けるために海を渡ろうとはしないから。それを願うことはないから。」
『願わなければ何も起きない。』
「願わなければ。。」
『願うことが先なんだ。だけど、願いを間違えてはいけないんだ。』
「…だれのためにか?ってことですよね。」
『何のためにか?とも言えるね。』
「オーダー…か。それはできることなら
他者のため、そしてより壮大な方がいいってことなんでしょうね。」
『他者のためだけどあなたのためでもある。
他者のためもあなたのためも、本来は一致するんだ。
それが魂からの願いならね。』
「……そうなんだ。」
『……たしかあのとき、、あなたはもう1つ願ってたよね。』
「あ、そういや、その仕事に就く前、
自分に1番向いている仕事に就きたい!とオーダーを出してから、就活してたんですよ。」
『うんうん。結果的に就いた仕事はあなたに1番向いてなかったわけだけど、、覚醒した瞬間、
急に1番向いてる仕事に変わったじゃない??』
「はい。願ってから、、全体が見えるようになったら、
"ピッタリじゃん!"
って、周りからも言われたんですよ。」
『うんうん。
つまり、やっぱり1番向いてる仕事に最初からついていたのよ。あなたが向いてないと思い込んでいただけでね。』
「思い込んでただけで??」
『あなたはね、"本当に自分に向いている仕事"を自分ですら自覚していないってことだったのよ。』
「自覚をしてなかった……。」
『その仕事に就く前に、1番向いてる仕事に就きたいってオーダー出した。これは、しっかり叶っていたんだ。
最初から。』
「…1番向いてる仕事に就きたいって言ったのに、
1番向いてない仕事だったから、衝撃を受けたんです。
これは、私が見えてなかった、ってことになるんですよね。」
『そうだね。あなたも自分のことが見えていなかったし、他人にもあなたのことが見えてなかったのかもしれない。隠されてしまってたんだ。』
「へー。」
『あなたが、これが自分の強みだ!だと言って、それ以外の可能性は脇に置いてしまっていたから。』
「うんうん。」
『強みを探したり、分析したりする人って多いんだけど……だけどそれって、大概は"過去"を見つめて分析をしてるんだよ。』
「過去?」
『そう。過去。これからの"可能性"ではなくて、
今まで"これまで自分がうまく出来たこと。"』
「…過去。」
『そう。つまり、未来ではない。
未来にどんな自分になりたいか?ではないってことなの。』
「未来を……見る。」
『オーダーを変えるんだ。未来に目を向けるんだよ。』
「…………。」
『過去を見つめる限り、いつまでも過去の延長の自分なの。"過去うまくいったことをまた活かしたい"ってことは、それ以上のことを望まないってことと紙一重だからね。』
「………。」
『これって、今の自分の強みとかもそうで。
今は、明日にはもう過去になるんだよ。1分後には
もう過去なのね。』
「うん。」
『明日のあなたは進化している。
今日できなかったことが、明日はできるようになっているかもしれない。』
「うん。」
『それは運任せじゃない。自分で舵を取ることができる。』
「うん。」
『未来を自分から描く。いつか変わらないかな?じゃなく、定点を定める。
未来を決める。それが自分で運はつくっていけるんだ。』
「……。」
『そう。今の自分で何かを願うんじゃない。
最高最善の自分で何かを願うんだよ。』
「……。」
『先に"叶えたい未来"を描くんだ。』
「……。」
『その未来にふさわしい自分になっていく。
それが、オーダーが先だよってことなんだ。』
「………たしかにあのとき、
私は10年後の未来を願った。ここに関わっている人たちにとって、10年後、最高最善の未来がありますように。
そのために、今自分に何ができるのか?
その答えが降ってきた。そのために努力をした。ふるまいを変えた。そしたら、私のなりかった姿にその瞬間なれた。」
『未来の自分は答えを知っているから。
10年後の未来を描けば、10年後の自分からインスピレーションを受け取れる。』
「うん。」
『今あなたにとって上手くいかない現実があるのなら、未来を描くことが足りていないのかもしれない。
未来を描こう!
未来のあなたはすでに知っているのだから。』
つづく。
ありがとうございます! あなたにも2倍3倍に運が巡りますように。 (お問い合わせ機能からメッセージいただくこと増え、大変ありがたいのですがこちらからは直接ご返信ができないため、お問い合わせは、公式LINE:924gfadaまでお願いします。)