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15年前の待ち合わせ

15年前にあなたと初めて待ち合わせをしたあの街を

偶然通りかかった。

あぁ、ここで私はあなたを待っていた。

あなたと歩いたあの道沿いの風景も

少し変わっていて

あなたと初めて入ったあのお店も
なくなっていた。

こうやって私の気持ちなんかおかまいなしに
時は過ぎていく。


私はこの先

死ぬ時にも、あなたを想うのだろうか。

それとももう忘れてしまっているのだろうか。


なんとなくだけれど
あなたは前世で私の息子だったんじゃないかなんて
思うことがあって。

今世も同じだと思う。
結局一緒にはなれないけれど
特別な存在。
特別すぎる存在。

一緒にいられなくても
こうやって永遠のものにできたのだから
それはそれで幸せなのかも知れない。

会えないから綺麗なままれでいられるのかも知れない。

あなたとは
離れていてもずっと一緒だし
私の中にあなたがいて 
あなたの中に私がいるような
そんな感覚が消えることがない。



そういえば

10年も前に

霊力のある人に見てもらったら

私とあなたの波長がピッタリあっているって言われた。
彼の魂がこう言ってますよって
言われたセリフそのままま同じことを
あなたが話してくれたことがあったから

魂の言葉を読める人はいるんだなって
思ったことがあった。

今も私とあなたの波長はぴったりあっているのかな。

いや、ちょっとずれている。

あなたはリアルで愛する人がいるような気がするし

今日も隣で知らない子があなたと眠っていた気がする。

それももう仕方がない。

いろんなことを受け入れてる。

私はあなたとの出会いで変われたし

ものすごいエネルギーをもらった。

この先は自分の力で変えていく。

あなたも幸せに。

私も毎日幸せに生きる。

そうでなければ悔しいじゃない。

またリアルで会えることがあれば

お互いに笑って会えるといいな。

もう話すこともないのかな。

もう一度、話すことがあれば

その時は

お互いあの頃よりも

随分成熟した大人になったわけだから

お互いに意地をはらずに

素直な気持ちを話せるといいな。

それは一緒になるとかそういうことではなくて

魂の対として、別々の道を共に生き抜くということを。


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