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あなたを見かけた。

あなたは今、幸せなんだろうか。
とあるウェブサイトであなたの写真を見かけた。
立派になったんだなって嬉しかった。
変わってなくて嬉しかった。
私は変わってしまったね、ずっと綺麗でいる約束をしたのにごめんなさい。(元々綺麗でもないけれど、老けたという意味で)

あなたの左指を追ってしまう。指輪はなくてほっとする、ずるい私がいる。
そんなふうに思いながら、このネクタイを誰か知らない女の人がつけてくれたのだったら嫌だな、なんて思ってしまう。
このネクタイはあなたの趣味なのかな、とか。
本当に私はバカだ。もう私たちは10年も前に終わってるのに。あなたの幸せを願っているけれど、1人でいてくれたら嬉しいなんて、おかしなことを考えてしまう。

あなたが頑張ってるのを応援している。
会えないけれど、こうやってウェブ上でも見かけることができて嬉しかった。
SNSとかしてるのかな。
私はそんなことも知る由もなくて、あなたの痕跡を見つけられたのは久しぶりのことで。こんなふうに姿を見ることができて本当に嬉しかった。

私の知らない世界で、私の知らないことを、きっと沢山してるんだね。
どんどん遠くにいってるんだね。
でも不思議とずっとそばにいてくれてる気がするよ。
久しぶりにみたあなたの姿なのに、ずっとみていた気持ちがして、おかしな感じだよ。
今でも大好きだよ。そんなふうに気持を伝えられたらいいのに。今日も目を閉じて、あなたがそばにいてくれる空気を感じて、あなたに抱かれて眠るよ。私たちは離れ離れになったけど、気持ちはずっと隣にいる。なぜかそんな気がする。
そうだよね…?


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