紡言葉2.頭の良い人って結局どんな人?

こんにちは。一度思い切って書いてみたら、思いのほか楽しいですね。今日も書きます。今日は昨日よりはもう少し砕けた口調にします。

あたしは小さい頃からわりと本に親しんできた人生を送ってきました。児童書から歴史漫画や少年・少女漫画まで…あらゆるジャンルの本を買っては読んで、また借りたら読んでを繰り返して今日まで生きてきました。途中本を全く読まなかった時期があるのですが、それを除いたとしてもやはりあたしの側にはいつも本があったように思います。
一般的には、本をよく読む人は知識が豊富という意味で頭が良いと言われています。確かに、様々な本を読むことで語彙力も上がりますし読める漢字も増えます。それに、様々な思考を想像出来るようにもなります。確かにその面では頭が良いと言えるでしょう。しかし、本を読む沢山読んだ人は全員が本当に頭が良いと言えるのでしょうか。それとこれとは別問題のように感じます。
本を沢山読むことはとても良いことです。しかし、自分が本を読んで理解したことを、相手が理解出来るような言葉に置き換えて説明することが出来なかったり、本で得た難しい熟語や言い回しを、相手がそれらをどれだけ理解出来ているか確認もせずに自分勝手にその言葉のままどんどん話した結果、相手を困惑させてしまう人も中にはいます。本で得た知識を外で披露しようという気持ちはとても素晴らしいと思います。しかし、相手と互いに理解出来る熟語や言い回しの確認をせず、その隙を与えずに自分だけが理解出来る言葉を相手に投げつけるその行為は、本当に頭が良いと言えるのでしょうか。

本当に頭がいい人は、万人が理解出来る言葉で常に話しているという説を過去に聞いたことがあります。誰もが自分の考えが伝わるように、的確に理解出来るように話す気配りが出来る、そんな人は確かにそういう意味では『頭が良い』と思います。周囲の空気を瞬時に悟り、それに適した行動が出来る人のことも『頭がキレる』と言います。やはり、学力の高さや低さだけでは頭の良さは測れないことは事実です。
例えば、いつも怒りっぽい人は周りからも、自分の感情がコントロール出来ない、我慢が出来ない頭の悪い人だという印象を持たれがちですし、反対にいつも穏やかで仕事もテキパキこなし、周りのフォローも欠かさない人は周りからも『頭が良い』と思われがちです。

このように、頭の良さは別にこれといった形が決まっている訳ではありません。あたしは、本当に頭のいい人は、「相手と語彙力や知識量のすり合わせが出来る人」だと思います。例えば、何かの話を相手にする時に、「ここまでは理解出来た?」など細かく確認を取る、万人に通用するような比較的易しい言葉で話すなど、コミュニケーションの中で人への「気遣い」がスムーズに出来る人があたしが思う「頭の良い人」だと思います。自分も今、それを目指しています。
普段から心のどこかに引っかかていた疑問をやっと吐き出せた気がして少しスッキリしています。人間って新しい知識を身につけたら周囲の人間にイキったようにばら撒くよね…。あたしもいつかは自分が目指す「頭の良い人」になれるといいな。あたしもすぐ自慢する癖があるから気をつけないと。

眠いので今日はここまで。明日は、自分の好きな『年の差恋愛作品』と、あたしが思う『歳の差恋愛の定義』について書きたいと思います。それでは。

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