イギリス🇬🇧の珈琲•カフェ事情、スタバは撤退検討？

2022年10月9日 11:05

おはようございます！
私は東京にいた時から自宅で珈琲を淹れることが毎日の楽しみで、週に250gの珈琲豆を使うので、品質がよくお手頃価格の珈琲が入手できるかどうかは死活問題です。
ここ1か月の🇬🇧生活でお気に入りの珈琲ロースタリーも見つかったのでご紹介がてら、珈琲•カフェ事情について書いてみたいと思います。

見出し写真の珈琲ロースタリー「MONMOUTH」は、ロンドンはテムズ川の南岸エリア、St. James’s Road（最寄駅は地下鉄jubileeラインのBermondsey）にあり、市内2ヶ所の直営店舗やカフェなどへ供給する豆を一手に焙煎しています。

ここは焙煎•出荷を主な機能としていますので、カフェ営業は金曜と土曜のみ。店内席もなく、皆さん立ち飲みしています。

さて、このロースタリーのどこが気に入ったかと言いますと以下3点。
①多くのsingle originの豆を購入できる
②試飲ができる
③品質もよくお手頃なお値段

添付の珈琲豆リストを見ていただけますでしょうか。
①ブラジル、ケニア、コロンビア、エチオピアなど有名産地で各2種類の豆が用意されています。リストは定期的に更新されるようです。

②これらの中から、today's filter coffeeとして1種類がカフェメニューとして用意され注文できますが、試飲も可能です。
それでも珈琲好きな私はfilter coffeeを注文しましたが…

試飲は、少量の豆を挽いてドリップしてくれます。
少量の珈琲をハンドドリップでうまく淹れることは容易ではないので、スタッフによっては味がバラついてしまうかもしれませんが、私は幸い上手なスタッフに当たり、楽しく豆選びができました。

③珈琲豆リストの右端には価格表示があります。
250gだと、7£（ポンド）からあります。
日本円で1100円少々です。
ブレンドでなく、Single originでこのお値段です。
日本のスタバで最もお手頃なブレンドでももう少しお高いと思います。

東京でよく購入していたお気に入りの豆は少し高めの値段設定のものだったので、ロンドンに来て唯一？日本よりもお安い！と思った瞬間でした。

ところで、さっきから「filter coffee」というワードを使っていますが、これ、日本でいうドリップコーヒー（ハンドドリップかどうかはお店によります※）に当たるものになります。

※ここのお店では、ペーパーフィルターでハンドドリップで淹れてくれます。

イギリスではエスプレッソベースのメニュー、フラットホワイト（珈琲が強めのカフェラテと思っていただければ。珈琲メニューの解説はより詳しいブログがあると思いますので譲ります…）などがよくオーダーされています。filterはメニューに無いお店もあり、スタバメニューのようなドリップコーヒーとオーダーしても通じないのでご注意を。

余談ですが、このロースタリー、線路の高架下にあるのです。
新橋〜有楽町の高架下店舗を思い起こさせる外観（半円）ですよね。

この近隣に、同じく高架下を利用した賑やかな商店街（Maltby Street Market）があり、ここでは多様な料理と、クラフトビール、ワインが楽しめるので先日訪れた際も大賑わいでした。
日本では馴染みが薄い？エチオピア料理のお店もあり、私はここで初めて食べました。

本日の記事の最後に。
ロンドンに来る前に、「スタバが英国から撤退？」の見出しのニュースを見ていて、なぜかなと思っていました。
英国の景気後退やインフレを見越して、ということも一理あるのでしょうけれど、上記をはじめとするロンドンの高品質で手頃な価格で提供してくれるロースタリーや英国の発展したカフェ文化、それに伴い既存チェーン店も強く、そもそも事業としてうまくいっていなかったのかもしれませんね。
https://edition.cnn.com/2022/07/18/business/starbucks-uk-business/index.html

よくよく考えると、2010年代半ばには同じくカフェ文化が自国内で強く発展していたオーストラリアでもスタバは撤退していました。

私はスタバにも当然お世話になりますし、海外旅行にいくたびに、現地のスタバのメニュー価格を物価比較の指標にしていました。今回も、ロンドンに着いてさっそくスタバの値段をチェック！

珈琲豆の写真をあげましたが、値段を見ていただけますでしょうか。
KENYA250gは、日本のスタバで売られているものと全く同じですが約5ポンド（800円少々）です。日本では1400〜1500円で売られていますので、かなりの価格差があるように見えます。
それだけ、ここイギリスでは価格をあげると強力なライバルと競争にならない、ということなのでしょうね。

本日はここまでになります。
私の好きな珈琲事情をつらつらと書き連ねましたが、もし、他にもこんな良いカフェがあるよ、とか珈琲事情に関しご教授いただける点ありましたら是非コメントをお願いします。

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