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【精神障害手帳】不承認で絶望からの気の持ちよう

精神障害手帳を申請して、通知が届くまでの約4ヶ月間、審査が通ったか不安で、ベッドから起き上がれないほど憂鬱な日々が続いていた。

ナゼ審査に4ヶ月もかかるのか。悪意を感じるほど対応が遅い厚生省の労働倫理は流石だと嘲笑うことでどうにか日々をつなぐ。

そして2023年10月、不承認の通知が届いた。

詳しい理由を読む気力もないほど落ち込んだ。

寝込みすぎて、頭痛が起きたり、体の節々が痛くなったりした。

手帳でさえこんなに簡単に落ちてしまうなら、障害年金なんて夢のまた夢。

絶望した日々は、診断書代6千円を遥かに上回る損失。

通院する気力が失われた

通院する気力も失った。

5月に【患者の話を聞いてくれる精神科医】をやっと見つけ、月一の通院が初めて続けられるようになったのに、また診察に行きたくないという気持ちになってしまった。

「今日予約しているクリニックに行くモチベーションが湧かず、どうすればいいかわかりません。」

朝から市区町村の電話相談窓口にかけまくって話を聞いてもらった。

相談員はそれぞれ話を聞いてくれたけど、私のモチベは一向に上がらない。

通院には下記の工程が含まれる。
①着替えて
②駅まで歩いて
③電車に乗って
④クリニックで30分だけ話す
⑤自費診療1万円を支払って
⑥電車に乗って帰る

鬱で気力がない人にはキツイ。

なけなしの1万円を叩いても、わずか30分の診察で画期的な効果が期待できるわけでもない。

仕事もできないので、貯金も底をついていて、医療費を払っている場合じゃない。

「私たちも生活をしないとならないから」と院長から言い放たれたことを思い出した。

私は鬱で通院もできないでいたのに、仕事もできる健常者である院長にそんなことを言われて「頑張って通院します!」となるはずもなく、お陰で鬱は一層悪化したことを。

通院は医師の生活を支援するためではなく、障害者手帳や障害年金を受けるための手段。

そうやってモチベーションを保ちつつ、医師らの心無い言葉から少し回復しては、別の医師を探すことを繰り返し、ようやく相性のいい医師を見つけたというのに。

社会保障を受ける希望を失った今、通院のメリットがなくなってしまった。

3人目の相談員が「【精神保健福祉士】に話を聞いてもらうと、障害手帳や年金を受けるために必要な情報を得られやすいから、クリニックに在籍しているか聞いてみるといい」と教えてくれた。

診察に行くことを勧められたけど、私の体は動こうとしない。電話相談するので精一杯。数日前までは電話相談さえできない絶望的な精神状態だった。

遠隔診療で原因が発覚

電話相談の後、クリニックに連絡。

「鬱が悪化していて動けないので、電話で診察をお願いします。」受付に伝えた。

「障害手帳の審査におちたので、絶望してます。」と精神科医に伝えたら驚かれたので、私は不承認の通知を初めて読み上げた。

長期間の薬物治療下における状態で判定を行うため、主たる精神障害の治療を継続して(治療中断があった場合は、再会後)、6ヶ月を継続してから作成された診断書の添付が必要となります。

東京都知事

私は薬物治療を断固拒否している。以前、藪医者に誤診されて、処方された薬の強い副作用で死にかけたため。

が、薬物治療をしていないことはさほど問題ではないと医師。

薬物治療は有利になるけど、理由があれば薬を飲まなくても手帳や年金を受けられないわけではないという。

通院を再開して、今の主治医との治療が始まって1ヶ月しか経過していなかった時に申請したことが不承認の原因らしい。

初歩的な失敗、ケアレスミス。

しかし、私は通院の継続こそ困難だったが、2017年からクリニックを渡り歩いているし、保健は適用されないが診察の何倍も効果的な心理療法はもっと前から続けている。

だから「6ヶ月を継続」してないことを理由に不承認するのは如何にも役所らしい。長期的な治療歴を見ず、ワザと難易度を上げ、助けを必要な人をふるい落とすことしか考えていない冷酷さが伺える。

通院を6ヶ月も安定的に続けるには精神状態もある程度安定していないと難しい。

鬱なのに通院できているってどういう神経?と私は不思議だったけど、鬱にも度合いがあるということで説明できる。

精神障害手帳は「通院が6ヶ月続けられないほど精神状態が不安定で鬱が深刻な人は救われない制度」と正直に教えてもらえれば分かり易かったのに。

いずれにせよ、主治医に恵まれた今なら私も6ヶ月通院を継続してクリアできそうなので胸を撫で下ろした。

来月11月6日の診察日の際は、精神保健福祉士にも話を聞いてもらえるようお願いした。

医師には病気について話し、精神保健福祉士は生活面の困難などについて話すという違いがあるみたい。

経済面など現実的な問題を解決するためにも、精神保健福祉士と話すことは良さそう。

精神疾患は一生向き合うことだから気が遠くなる話だけど、生活の困難は今すぐどうにかしないと治療どころではなくなるし症状も悪化するから、同時進行で進めていかないと。

精神障害者ってパッと見では、どれほど辛いか理解されるのが難しいからこそ生きづらい。

鬱病患者は自殺率が高いからと言って保険にも入りずらいというから、死にたいほど困っている人には冷たい社会だ。

それだったら苦しまずに死ねる方法を与えてくれよと思うけど、安楽死は自殺大国日本では【いまだに】合法ではないというゲンキンさ。

安楽死で一人から数百万円を一度限り徴収するより、臨死状態でも寿命まで生きてもらった方が経済効果が大きいから、自殺の援助を違法にするという魂胆は見え透いている。

こんな神も仏もない世の中で、自分の弱さを開示しただけ虚しくなる。私は人前に出る時は虚勢を張ってしまうので、精神障害者であることなんて誰にも気づかれない。伝えたところで信じてもらえず、傷つくのも嫌だから言わない。

私が「スイスで安楽死」という究極にSDGsなエグジット戦略を心のお守りにしていることを知っているのは、同じ毒親育ちで近しい関係にある3名くらい。

兎にも角にも、子供をはじめ、弱い立場にある人が、社会の歪みの犠牲になるこの世の中で、どう生きればいいのか。

上記に書いたように疲弊しながら手探りで、一歩一歩進んで行くことしかない。

私みたいな無駄足や無駄に鬱が悪化しないためにも、実体験に基づいたリアルな情報は多い方がいいと思う。

私の時間と労力が、他人のために少しでもなったなら、少しは報われるだろう。

サムネ:
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