「蝸牛としあわせ」
「蝸牛としあわせ」
いま
雨が降っています
傘をさして
きのう買ったばかりの
真っ白な靴に
土色の点々が増えていくのを
無念に思いながら
はやくバスが
来てくれないものかと
ひとり佇んでいます
ふと
横の紫陽花を向けば
葉っぱの上では蝸牛が
私の顔を見上げています
もうすぐ雨はやむよ
そうしたら虹が出るよ
虹を渡れば
幸せの場所だよ
蝸牛の誘惑に
いろいろと
思う事はありますが
いまは靴が真っ白なら
わたしは幸せかな
内容とは関係ないんですが、今回からサムネイルのイラストをやめました。イラストからのイメージで詩単体の曖昧な印象を誤魔化さないように…というのは言い訳で、実際のところは描くのがしんどくなってきたからです。ほんの1時間程度の手間なんですが、なんというか、描きたくないものが出てくるのが嫌になったんですよね。
具体的にはカエルだったり今回のカタツムリだったり。質感が苦手だったり生理的に無理だったり、理由はいろいろあるんですが、とりあえずそれらのモノを描くために観察するのも嫌で、結果として何だか変な物体になったりするのが尚更嫌だなぁと思ったり。
だからといって詩の中に出さないというのも、イメージの中にあるのにおかしいじゃないかという話になって、結果的にイラスト描かなければ全部解決するんだよ!となりました。
実際にサムネイルにしてみたら、すっきりしてこれで良かったなと自分では思ってます。どうかな?(そもそもサムネなんてそんなに気にしてないよって人も多い気もしますが😅)
最後まで目を通して頂き、どうもありがとうございました。