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シビれる工法紹介①

ドライチャンバー工法による海底配管補修工事

今回紹介するのはこれ!

#COMEMO #NIKKEI

本工事はオイルタンカーから陸上の製油工場までを繋ぐ海底配管の補修工事。海底配管は当然海底にあるため、施工箇所は当然海底(水中)。一般的に水中で溶接する方法として水中溶接があるが、水中溶接は溶接部の強度を得難いのであくまで補修や止水として使われている。一方、本工事は高い溶接品質を要求されるため水中溶接は不適。大気中(ドライ)で溶接する必要がある。そこで海底にチャンバーと呼ぶ作業室を設置し、作業室内で溶接するという工法が採用された。

一見、水中に部屋を作るという考えは思いつくのは簡単かと思うが、それを実行する上で安全、施工管理、海象、チャンバーの構造など膨大な懸念事項がある。よって、この工法実現には相当な苦労があったに違いない。実際に、厚労省を含めたWGによる検討会の報告書もネット上にUPされている。

エンジニアとしては非常に面白い工事と思うが、私自身はやりたくないと思う。大変そう。

WGの検討会の報告書はこちら
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h31_r1/shouchou/20191212_shiryou_s_1_7.pdf#search=%27%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E5%B7%A5%E6%B3%95+%E5%AE%89%E5%85%A8%27


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