読書感想文#17 コーチングが人を活かす
1章
・相手の中に答えがあるわけではない。コーチとクライアントが協力して一緒に答えを探していく。質問をした方がすでに答えを持っているような問いかけはコーチングの姿勢からは外れてしまう。
・人は、物事をまとめて考えてしまう性質を持っている。何かについて尋ねたときに、その細部を語ってくれることは少ない。仲良くない相手では尚更である。なので、自分が具体的にイメージができていないと感じている部分はさらに解像度をあげるという意味も込めて深堀を行なっていく。
・最初から大きな質問をされると相手はびっくりしてしまう。まずは小さい質問をしてから距離感をつめる。
・「なぜ」という言葉は、相手に警戒心を持たせてしまうことがある。なぜなら、小さい頃に怒られた時に多用される言葉だから。そのため「なに」と言ったような言葉を使った方が、より早く相手に警戒心をもたれることなく情報にアクセスすることができる。
・相手を信頼した上で質問を行う。
・不満は提案に昇華させる。
・相手の立場になって考えるために、相手に投げかけるような質問を、相手はどのように答えるのかを考えてみる。
2章
・出会い頭に情報をいれる。あなたのことを見ているということを伝える。
・あいづち大事。
・自分が感じたことを素直に伝えてみる。そうした気持ちに触れると、相手も自然と警戒を解こうという気持ちになる。
・人によって大切にしている考え方は異なる。自分はこうだから、と相手にも同じような行動を無言のうちに求めてしまうのではなく、いろいろな人がいて、いろいろな考えを持っているということをまずは知っておく。
・「I」の立場の褒め言葉を伝える。相手に対する評価ではなく、相手ももたらした結果が自分にどのような良い影響を与えたのかということを伝える。
・行動の結果、行動が自分にもたらす効果をイメージする。
・成果を点数で評価してみる。
・成長のためのチェックリストは自分自身で作成する。
3章
・何かを伝える時にはストーリーを意識する。
1.ストーリーを用いれば、効果が具体的にわかる。
2.ストーリーは覚えやすい。
・本当の提案とは、相手に100%の判断が委ねられている。こちらのお節介などをすると、相手の行動をこちらがコントロールすることにつながってしまう。
4章
・実際に行動に移して見ない限り、なにも変わらない。なので、コーチはクライアントが行動を実現できるための手助けをする。
・相手を承認する。相手の変化に気がついているというメッセージを送り続ける。
・自分なりのリフレッシュ方法を作っておく。ルーティン。
5章
・コーチ自身が小さい目標を達成し続けている姿が信頼の証となる。
・自分が尊敬するコーチであるという視点を持って自問自答を行う。
・自分たちのコミュニケーションの撮り方を俯瞰して考えてみる。
・相手を別のフレームに入れて評価してみる。「もし、首相だったら、どう評価するか」など。
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