見出し画像

フリーランスのススメ

前にフリーランスのデメリット的なところを書いたんですけど、僕もフリーランスが長かったので(1人会社時代も含めると7,8年)それなりに居心地が良く、自分のペースで楽しくやれていたように思う。環境的に、将来的に考えた時に、フリーランスではないなって思っただけで、ガシガシお仕事されているかたもたくさんいますし、案件、お願いすると、速いし、勘も良くて、クオリティも高いし、何でも出来る方、多いです。

今回は、そんなガシガシやられているかたには参考にならないかもしれないですが、これからフリーランスでやっていくかたに少しでも参考になればと自分がどうやって続けてきたかを少しまとめてみたいと思います。今回は、そこそこ仕事あるけどちょっと不安。フリーランス2、3年目くらいのときの自分の事を例に出してみたいと思います。

前にも書いたけど、フリーランスはとにかく制作作業以外にもやる事が多いので、マルチタスクにならざるをえない。当時、まわりにもフリーランスはいっぱいいて、ちょっと手伝って欲しいときとか、忙しくなりそうだから事前に、「忙しい?」て聞くと「うん、忙しい」とか「来週くらいなら落ち着くかな」と、割とすぐ予防線をはる人が結構多かった。単に煙たがられていたのかもしれないが…

まず、やらない選択肢はなるべくとらない事は大事かなと思っている。僕はどんなに手いっぱいでも、「全然大丈夫です」「ヒマです、ありがとうございます!」「任せてください」と受けていた。

でも実際は、どうしても限界はあるので、準備として、一つ一つのタスクを分解して効率化していき、空きを作っていくことをやっていた。

どんなに忙しくても、ご飯は食べるし、出かけたり服も着替えると思う。どうせ食べるので、同じ食べるなら誰かと食べることをしていた。友達でも良いし、クライアントでも良い。クライアントなら思い出してもらえるし、自分も売れるしお仕事に繋がる事もあった。友達でも全然問題ない。おそらく友達は、同業者か、趣味趣向で共通のものがあるとかだと思うので、情報交換したりストレス発散したりできるはず。デメリットないならやってみても良いのかなと思う。僕は金銭的に厳しかったので毎日は無理だったけど、外に出たときは、なるべく意識してそうしていた。

あと、服は、僕はほとんど黒い服しか着ない。たまに違う色を買うけど、圧倒的に黒。色のコーディネートを考える必要を減らした。あと2、3店くらいから決める。ある程度傾向が絞られているから。服のコーディネートもイメージを伝えて、アパレル店員の知人にお願いしてリストアップしてもらったりした時もあった。そうやって選択肢の幅を狭めてそこにかかる考える時間(タスク)をどんどん短縮していった。いまは月額制の服のレンタルアプリとかもあるし、さらに簡単になると思う。

仕事の面でも、どんどん受けて、キャパオーバーの分は、どんどん知り合いに流していった。幸運だったのかもしれないが、それで大きなトラブルになったことはないし、逆に仕事が落ち着いたときには、仕事をお願いした友達から、仕事の依頼があったりした。クライアントからの信用を貯めつつ、外の同業者の仲間にも恩を売る。これが営業になっていた。仕事をすると同時に営業もしていた形だ。これも効率化。お金はあることに越した事はないが、「まだ儲けるときじゃない、このお金(仕事)は、他人にベットするんだ」と心の中で思って外に流していた。もちろん何かあったら、自分で責任を取る覚悟はあったので、常に外にお願いするときは、最悪のシナリオも想定して動いていた。ちなみに基本断るスタンスのひとは、仕事の時間の使い方というか、取り組む姿勢が合わないので、そういう人のお願いはヒマでも秒で断っていた。友達、知り合いも分類分けしていって、この時は、この人とこの人と、みたいに分類していた。

映像の仕事は、制作、編集したファイルをレンダリングという一つのデータにコンバートする書き出し作業があるんだけど、この書き出し中は、『待ち』になる。(この時間を睡眠時間に当てていたので無駄ではないんですが…)この作業は完全にマシンパワー依存なので、作業マシンはなるべくハイスペックのものにしていた。映像制作に関する便利なツール、ソフトはなるべく試して買うようにしていた。迷ったらとりあえず買っていた。パソコン買うときに、これくらいであればいいかなと中位のスペックのものを買いがちだけど、仕事で使用するなら、頑張って手が出せる最上のものにする。頑張ろうとモチベーションにもなるし、金で時間は買えます。自分に投資してる感覚で。

打ち合わせも、フリーランスだと出向く事が多くなるので、なるべくメール、電話で済ませるようにしてました。電話でも走り書きで、思ったこと、こうしようかな?という事をメモしたりしたけど、クライアントがどうしたいか、スケジュール、タスク表などは、「一応メールでももらっていいですか」と言って作ってもらうことで、打ち合わせに出向く回数を少なくしたり、雑務を減らしたりしていた。『打ち合わせをする事』は仕事ではないので、ここも短縮し、効率化していった。

そんな感じで、効率化をしていったら続けてこれたよという話でした。フリーランスの仕事のシェアの話はまた別の回で、少し深掘りしていきたいと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?