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これが『Z世代』か・・・!?

新入生の入学から1週間が経とうとしています。

以前も記事に書きましたが、私にとっては教員人生初の1年生担任。

やはり、2年生からの担任・3年生からの担任は、「よそんちの子」感があるんです。

前の担任の先生と比べるというのも、仕方のないことですが、いい気分はしません。


だからこそ、「新1年生の担任」というのは教員にとっては、とても価値のあることなんです。


そして、その新入生たちはやはりとてもかわいい!


つい先月まで中学生だった彼ら。ピカピカの制服や靴、カバン。

集会でも一生懸命に体操座り(福岡ではこう言います)をして、前に立つ先生の話をうなづきながら聞いています。


もっと下とか向けよ!居眠りしろよ!フラフラしろよ!

高校生だろ!!!!(笑)


と内心思いますが、何事も最初が肝心です。

少しでも粗相があったら、先回りして潰します。


教員になって痛感したのは

「締めたものをゆるめるのは容易。しかし、ゆるめたものを締めるのは難しい」ということです。


最初に優しい(甘い)先生が、途中から厳しくすると

「あいつ、うざくなった」となり、生徒の心が離れます。


逆に、最初に厳しい先生が、ある時に優しいと

「あいつ、優しいところあるやん」となり、生徒の心をつかめるのです。


いわゆる『ギャップ萌え』ですね。


「優しそうな人」が実は「恐い」と、それはサイコパスかDV男か・・・

しかし「恐そうな人」が「優しい」と、モテる!!!!


これと同じことが起こるんです。



ということで、普段は(プライベートでは)まぁ温厚な私ですが、新入生に相対する時は、意識的に厳しい先生を演じています。


ところが、早速事件が・・・


校歌を歌わせる指導があるのですが、一生懸命歌う新入生たちの列の間を腕組みして歩いていました。(カッコつけて)


すると、なんと一人の女子生徒が、歌っていない!

※マスクをつけての校歌指導なので、口が大きく開いていないと歌っているようには見えません。


さっそく、その女子を呼んで一言。

私「どういうつもりなん?」


ここで私は、彼女の反抗的な返しを待っていました。

その返しをねじ伏せる、そして他の生徒への抑止力に使わせてもらおうと思っていたのです。(ごめんね)

ところが・・・


女子「いや、私なりにちゃんと歌って・・・ました・・・よ・・・」


泣き出した!!!!!!!えええええ!!!!!!!!!!


まだキャッチボールしてません。

私の投球練習ですよ!それも1球目!なんならブルペンです!!!!


私「いや、まぁさ。あ、でもさ。あの、あなたなりに歌ってても、周りからみたら歌ってないように見えたら、それって歌っとることになる?評価って他人がするものやけん、さ。あの、120%ださんと、、成長せんよ?」


タジタジでした。

まぁ、なんとなく着地は成功。彼女も、それからは少しは見栄えがするようになりました。


これが『Z世代』・・・か?


教員から「指導」が奪われる日が来るかも知れません・・・

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