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続・まちのことを“ジブンゴト“として捉えるには?

こんにちは。北海道の地方公務員・渡邉です。

 「年度初めの忙しさが一段落したらnoteを書こう」なんて思っていたら、あっという間にゴールデンウィーク突入。そして、その休日ももう終わろうとしています。

 そんな中、“リハビリ”がてら、「続・まちのことを“ジブンゴト”として捉えるには?」と題して、個人的ふりかえりとこれからについて文章を書きたいと思います。

 私がnoteを始めたきっかけについては、こちらの記事をご覧ください。

 このnoteは、“社会教育行政”という分野で働く公務員の私が、勤務時間外のプライベートな時間約128時間/週を使って、いろいろな角度から町を盛り上げたいと思い、普段の業務を通じて考えていることやアイデアなどを書きためるものです。あくまでも一個人の考え方であり、私が所属する組織の総意ではありません。

“小さなdo”が実現しました

 以前、こんな記事を書きました。

 この記事の中で、「行政職員には、町のことを仕事としてではなく、自分のこと(=“ジブンゴト“)として捉えてほしい」、それを伝える機会として、「毎年行っている新採用職員研修を良くしたい」と書きました。

 これ、課・係の上司たちだけでなく、職員研修を担当する総務課の理解も得られて実現しました。

 noteで宣言してから実行まで半年かかったので、まだまだ“スピード感”は足りませんが、アイデアで終わらず実行できたので、一先ずはよしとします。

どんなことをやったのか

 4日間の研修(3日は9:00~17:00、1日は9:00~16:00)で、今年度、私の係がいただいた時間は1日半。昨年度は1日だったので、+半日(13:00~17:00までの4時間)となりました。

 これは、かなり大きい。

 これまで一緒に仕事をさせていただいた方々や、私も含め、社会教育に携わる人間は、いろいろな話の引き出しを持っていて、ともすれば、いつまでも話していられる人が多いと思っています。

 そんな人間が4時間も追加してもらったら、「どんなことを話して、参加者にどんな話をしてもらおうか」とワクワクがとまりません。

 国や北海道への補助金実績報告などの業務の傍ら、上司の社会教育主事とともに研修の内容を組み立てました。概要は以下のようなものです。

【1日目】
 ● 「フラッシュ自己紹介」
  →チームメイトであるお互いをもっと知る
 ● コンセンサスゲーム「NASAゲーム」(グループワーク)
  →職員同士・町民と合意形成を図ることの難しさ
 ● VUCAの時代の行政職員について
  →行政のお家芸“前例踏襲”は通じない時代に
 ● 数字で考える大事さ・目の前の困っている人に寄り添う大事さ
  →やらなければならないこと・やっていくべきこと・やならなくてもい 
   いことを、町民に説得力を持って説明することが大事である一方で、
   抽象化(想像)ばかりするのではなく、役場から町に飛び出して町民
   と付き合うことも大事。
 ● 町のことジブンゴトとして捉える大事さ

【2日目】
 ● 町内視察
 ● 地域経済分析システムRESASのデータから見る町の現状とまちづくりについて(グループワーク)
  →わが町の人口や産業がどのように変化していくかのデータを見て、ま
   ちのこれからを考える

 ざっくりではありますが、こんな感じです。

ちょっと残念なこと

 アイデアを実現できた一方で、ちょっと残念なこともありました。

 それは、研修参加者の人数

 実は、今年度の研修対象者は4月1日採用者だけでなく、昨年度の中途採用者も参加対象になっていたため、10人ほどが参加する予定でした。

 しかし、実際の参加者は4人。グループワークに、先輩職員3人に参加してもらいましたが、それでも7人。

 年度初めということもあり、実は他にも不運が重なったため、しょうがない部分もあります。

 “100人の集団を変えるには、まず10人を変える”という話を聞いたことがあるのですが、私の町の首長部局の職員定数は70人なので、70分の7人と考えると、良いとも言えますが…

 それでもやはり、「年度始めで忙しいから」と本人あるいはその部署の管理職に言われると少し残念でした。

次なる“小さなdo”は

 次なる“小さなdo”は、町の人に町のことをジブンゴトとして捉えてもらえるようなことをしたいと考えています(実はすでに動き出しています)。

 今回書いた新採用職員研修も、たとえば、時期をずらすことや、私の係が担当する以外のコマを改めるなど、まだまだ改善点がたくさんあります。

 ただ、一方で「新採用職員研修を改善してもあまり意味がないのでは?」と未だ思うこともあります。あるいは、「そんなことよりもっと他にやらなきゃいけない仕事があるだろう!」と怒る他の職員もいるかもしれないのではと思うこともあります(もちろん他の業務をこなした上で研修に臨んでいますが)。

 しかし、0.5°でも1°でもいい。ほんの少しでも違った角度に未来が変わるようにしたい。

 自分がアプローチできそうな分野からどんどんアクションを起こせば、それに反応してくれる方がきっと出てきてくれる…はず。

 と自分に言い聞かせながら、引き続き、“小さなdo”やっていきたいと思います。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また、次回の記事で。

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