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2022年を迎える前に…まさかの「アントニオ猪木の譲り合い」【連載『神田伯山の“真”日本プロレス』延長戦!2021年12月号】

2022年に創立50周年を迎える新日本プロレス。記念すべき年を盛り上げるべく、講談師・神田伯山と実況アナウンサー・清野茂樹が年末年始に大奮闘! CSテレ朝チャンネル2で12月28日(火)午後8時より生放送される『新日本プロレスアワード』にそろって出演。伯山はメインプレゼンターという大役を務める。また、プロレスファンの熱い支持を集め、待望のシーズン2の放送が決定した同局『神田伯山の“真”日本プロレス』シーズン1が12月31日(金)の午後9時30分から翌朝4時30分まで年越し一挙放送という大盤振る舞い! さらには、来年1月4日の東京ドーム大会の副音声に三度見参するというニュースも飛び込んできた2人に今年最後のインタビュー。
相変わらずの脱線トークで、「アントニオ猪木の譲り合い」という珍現象も発生しています!
取材・文/K.Shimbo(今年のプロレスに関する個人的な1大トピックは、NHK・BSプレミアムのアントニオ猪木特番の感想をツイートしたら、なぜか中井祐樹先生にリツイートしていただいたこと)
撮影/ツダヒロキ(同じく、今になってレッグネルソンホールドを初めて見た。ヴァー!!)

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<プロフィール>
神田伯山(かんだ・はくざん)●1983年東京都生まれ。日本講談協会、落語芸術協会所属。2007年、三代目神田松鯉に入門し、「松之丞」に。2012年、二ツ目昇進。2020年、真打昇進と同時に六代目神田伯山を襲名。講談師としてもさることながら、講談の魅力を多方に伝えるべく、SNSでの発信やメディア出演など様々な活動を行っている。現在は『問わず語りの神田伯山』(TBSラジオ)などに出演している。
清野茂樹(きよの・しげき)●1973年兵庫県生まれ。広島エフエム放送(現・HFM)でアナウンサーとして活躍。『ワールドプロレスリング』(テレビ朝日系)で数々の名実況・名言を生み出した古舘伊知郎アナウンサー(当時)に憧れ、宿願だったプロレス実況の夢を実現すべく、2006年フリーに。2015年には新日本プロレス、WWE、UFCの実況を行い、前人未到のプロレス格闘技世界3大メジャー団体を実況した唯一のアナウンサーになる。『真夜中のハーリー&レイス』(ラジオ日本)のパーソナリティーとしても活躍。
『神田伯山の“真”日本プロレス』一挙放送
CSテレ朝チャンネル2 12/31(金)午後9・30~翌1/1(土)午前4・30
出演 神田伯山 清野茂樹(実況アナウンサー)
●“最もチケットの取れない講談師”の神田伯山と、プロレスに魅せられた実況アナウンサーの清野茂樹が、テレビ朝日に残された貴重な映像を観ながら、プロレスの歴史をマニアックに語り尽くす。そのほか、当事者を招いて真相を探る「真のプロレス人に訊け!」や、現役プロレスラーの魅力を深掘りする「最“真”日本プロレス」といったコーナーも。
番組HP:https://www.tv-asahi.co.jp/ch/recommend/hakuzan/
『テレ朝チャンネル presents「新日本プロレス アワード 2021」』
CSテレ朝チャンネル2 12/28(火)午後8・00~11・00
●メインプレゼンターは神田伯山、清野茂樹もスタジオ生出演。番組で募集した、新日本プロレス「ファンが選ぶベストマッチ2021」を発表!
『1.4 WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』
CSテレ朝チャンネル2 2022年1/4(火)午後4・55~
『1.5 WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』
CSテレ朝チャンネル2 2022年1月5日(水) 午後5・00~

「真の日本プロレス史」は前例がない企画(清野)

――2021年は伯山さんと清野さんのコンビがプロレスファンに浸透する1年となりましたが、振り返っていかがですか?

伯山 清野さんに学ぶことが多かったですし、プロレスとともに生きてきた方とご一緒できたのは本当に光栄でした。最初、『真日本プロレス』のお話をいただいた時、絶対に清野さんとやりたい、清野さんがいなければできないとお願いをしましたが、結果、その通りだったと思います。おんぶにだっこで申し訳なかったですが、生意気なことを言うと、清野さんの魅力が120%出る番組になったと思うので、清野さんにとってもよいことだったのではと。また、プロレスファンにとっても、清野さんのように分かっている人がちゃんと前に出て、メディアで発信することはよかったと思います。

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清野 僕は伯山さんがこうやって、プロレスに時間をさいてくださるのがありがたかったです。ご本人はおっしゃらないけど、多分、いろんな依頼が来ているはずなんですよ。断っているお仕事もあると思うんです。講談という本職も大事にされている中で、優先順位からすればプロレス観戦はもっと低くていいと思うんですが、スケジュールの許す限り、来てくださる。せっかく時間を作っていただいているので、これからも、お互いにやってよかったと言えるような、視聴者の皆さんが見てよかったと言えるような番組にしていきたいですね。

――『神田伯山の“真”日本プロレス』シーズン1では、新日本の歴史をたどるコーナー「真の日本プロレス史」がファンの間で話題を呼びました。

清野 僕は新しいことをやるのが大好きなんです。プロレスに関するテレビ番組や書物をいっぱい見てきたので、これは前にもあったなとか、こういうのはなかったなとか、だいたい分かっているつもりなんですが、この番組は前例がない企画だったと思います。大量のアーカイブを有効利用して、会話でプロレスを楽しむというのは、新しいことをやれているという、達成感がありました。

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伯山 講談の連続ものみたいに、新日本の長い歴史を体系的に教えてもらえるなんてほかではないですよ。中田敦彦さんのYouTube大学(注1)でもやっていない。やる気もないと思うけど(笑)。プロレスの知識だけがある人とか、愛情だけがある人はいると思うんですよ。その両方を持っている清野さんが、新日本の歴史を語るというだけでも、意義深いシーズン1だったと思います。今のマット界にも直につながってくるお話だったので、最高にうれしかったです。それにしても、シーズン2が楽しみですね。より見やすく、より面白く、ファンの方が喜ぶ番組になるよう、スタッフの方と話し合っているところです。

注1・中田敦彦さんのYouTube大学 オリエンタルラジオ・中田敦彦がビジネス、政治、歴史からアニメまで、さまざまなテーマを熱く講義するYouTubeチャンネル。

清野さんは番組を成立させてくれる“実況界のアントニオ猪木”(伯山)

――12月28日には、ファンが選んだ2021年のベストマッチを発表する『新日本プロレスアワード』の生放送があります。

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