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たけしバイク事故で入院中に、羽賀研二はSEX指南!?「1994年9月3日号」【TV Bros.アーカイブ 発掘!ブロス探偵団】

“愛ある突っ込み”をモットーに、1987年の創刊以来、長きにわたりテレビに物申してきたTV Bros.。その中でも特に歯に衣着せぬ物言いで、テレビのさまざまな事象に突っ込みを入れてきたのが「ブロス探偵団」だ。取り上げてきたネタは、その時代を(ある意味)象徴する人・もの・コトがずらり。往時を懐かしみ、その時代に想いを馳せれば、きっと今のテレビがもっと楽しめるはず。
今回は、26年前のTV Bros.1994年9月3日号のブロス探偵団をどうぞ。

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※主に番組表のNHK教育(現・NHK Eテレ)最下段を座席に、テレビや芸能ネタをいじり続けたブロス探偵団
※上記画像は2012年11月24日号掲載のものです

TV Bros.1994年9月3日号:概要

★定価170円。全124ページ。
★巻頭特集は「君は青い三角定規を知ってるか!? 学園ドラマ大改造計画」。金八、泣き虫、北野センセにびんびん男など歴代学園ドラマの名物先生比較の中で、『まいっちんぐマチコ先生』麻衣マチコのB/W/Hは、84/54/84という初出の「少年チャレンジ」連載時の数値を採用。ちなみに平成版は94/54/90。
★扉ページの連載「新(あたら)し顔」では、「新人らしからぬ大胆宣言で夢を語るホットな20歳」として反町隆史ミニインタビューを掲載。当時、TBSドラマ『毎度ゴメンなさぁい』に裕二役で出演中。
★連載コラムは、前半のHYPER BROSに川勝正幸、山田五郎、高城剛、デッツ松田、後半の赤BROS青BROSに清水ミチコ、アニ、鶴見済、高橋洋二、友沢ミミヨ、吹越満、ねこぢる、ペリー荻野、いであつし、などが執筆。
★この時期放送中の主な番組『夜もヒッパレ一生けんめい』『DAISUKI!』『元気が出るテレビ‼』『進め!電波少年』(日本テレビ)、『さんまのからくりTV』『関口宏の東京フレンドパークⅡ』『ドラマ 人間・失格』『筑紫哲也ニュース23』(TBS)、『たけし・逸見の平成教育委員会』『ねるとん紅鯨団』『ダウンタウンのごっつええ感じ』『料理の鉄人』(フジテレビ)、『クイズヒントでピント』『たけしのTVタックル』『ドラマ はぐれ刑事純情派』『驚きももの木20世紀』(テレビ朝日)、『徳光のTVコロンブス』『ギルガメッシュないと』『浅草橋ヤング洋品店』『愛ラブSMAP!』(テレビ東京)、『連続テレビ小説・ぴあの』『大河ドラマ・花の乱』(NHK総合)など。

発掘!ブロス探偵団
1994年9月3日号

1994年9月3日(土)
一日も早いたけしの回復を期待して

『たけし・逸見の平成教育委員会』は逸見さんが亡くなってからも、タイトルは『たけし・逸見の~』のままだが、バイク事故で入院中のために、たけしまでが番組を休むことになりかねない。果たして、2人不在でも『たけし・逸見の~』のままなのか、そしてたけしの代わりは誰なのか。ますます目が離せない。

注釈:翌年のたけしの番組復帰まで番組名はそのままで、代理司会は、杉本高文(明石家さんま)、所ジョージ、大橋巨泉が特別講師という肩書で務めた。


1994年9月4日(日)
この人はいつ自分の店で仕事してるのか?

『周富徳物語』でニセ名人疑惑を吹き飛ばしたかに見えた周だが、先日の『ウオッチャー』では食材の保存方法についてのクイズをハズしちゃって、なにやら疑惑再燃ムード。本人はノホホンと「(不正解だったことについて)勉強になりました」なんて言ってたけど、そんなこと言ってる場合か? やっぱりニセ名人?


1994年9月5日(月)
関西地区だけ六甲おろしにして欲しい

『君といた夏』で入江が憬子と縁日に行き、それを朝美が目撃してしまうシーン。茫然とする朝美のバックには、ラジオの野球中継が。野球ファンなら、どこのチームか気になるところだが、実況の「ホ~ムラン」と同時に東京音頭が鳴り響いていた。もし、『君夏』が日テレだったら「オ~ォ、ジャイアンツ」って流れたのか。


1994年9月6日(火)
武田真治のモミアゲにも挑戦してもらいたい

『いいとも』のオープニングが2分間長くなった。レギュラー出演者が何かやってる時間が延びて、そのしわ寄せは「テレフォンショッキング」にきている。開始が2分遅くなっているのに、終了時間は変わってないのだ。中には正味10分を切るゲストもいる。モミアゲをタモリに切られたぜんじろうは10分を切らなかったけど。


1994年9月7日(水)
そのまんま東だけじゃなかった?

ナンチャンが『ありがとやんした!?』で、風を受ける男として様々な危険に挑戦しているが、それが高飛込みでふんどし姿。どっかで見たゾ…と思ったら、そう『生ダラ』のチン〇芸人こと勝俣州和とまるで同じ芸風だ。その上、どっちも飛び込む前に泣きが入り、かけ声が「ッツャー!!」である。どっちがパクッたのか?


1994年9月8日(木)
ホタテマンをもう一度見たい

『ダウンタウン汁』に出演した安岡力也。期待通りにかましてくれた。「木の上でセンズリをした」「ヤギとやった」等、力也ならではの体験談の連続。真珠を埋めたナニの話になると、松ちゃんと浜ちゃんに「夏はクサルからやめとけ」だって。豪快だなぁ、力也。そーか、夏は腐るのか。クサイだけじゃ済まないんですね。


1994年9月9日(金)
羽賀研二のSEX指南

『たかじんnoばぁー』でのエロ話で「ワシ、一晩に3つか4つイクよ」と絶倫ぶりを自慢していたアホの坂田だったが、羽賀研二に「量より質。女の子は1回に2時間かけるとか、そういうのがいいんです」と指導され、けんもほろろ。「ボクらの世代は回数にこだわってしまうんだよねー」と小林完吾からの援護射撃も哀し。


1994年9月10日(土)
中山も「何て中継ですか」と怒りだす始末

『TVおじゃマンボウ』で、東京ドームの野球中継席を呼び出したときのこと。中山秀征と麻木久仁子が「今井さ~ん」と呼びかけると、間があいてから「船越です」と返事。そのあと、船越アナは中山の質問を無視するなど、緊張する時間が流れた。中山が嫌われているのか、船越アナが怒りっぽいのか。それとも両方なのか。

注釈:『TVおじゃマンボウ』は2006年3月25日までの12年8カ月、日本テレビ土曜夕方に放送されたバラエティー番組。当時の若手タレント中山秀征とまだ知名度が低かった麻木久仁子、ブロス連載中だったコラムニスト・堀井憲一郎がメイン出演。


1994年9月11日(日)
落合のかみさんなんてなんのその~

野々村真と元アイドルの坂上とし恵が同棲しているのは周知の事実だが、最近『新伍&紳助のあぶない話』などで坂上の変人ぶりが徐々に暴かれている。金銭面では野々村の収入は全て坂上が管理。また、他の女と噂になっただけで野々村は鉄の棒で頭が割れるほど殴られた等々。日本のベティ・ブルーここにありってか。

注釈:1986年のフランス映画『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』をご覧あれ。 


1994年9月12日(月)
高島“イェーイ”忠夫の意外な顔

『世界まるみえ!テレビ特捜部』で「先祖の霊が守ってくれる」という話が出て、みんなが「守護霊ってヤツだね」と言ってたら、1人だけ「ガーディアン・エンジェルね」と専門用語を使う男がいた。誰かと思えば高島忠夫だった。意外と知られていないが、あの一家は心霊好きが高じて“心霊本”まで出している。要チェック。


1994年9月13日(火)
オメガトライブよ何処へ行く

フジの昼ドラ『愛の天使』の主題歌を歌っているのは、かつて『君は1000%」で一世を風靡した(してないか)カルロストシキだ。彼は今「鷹橋敏輝」の名でソロ活動中だ。カルロスといえばオメトラだが、私の知っている限りでは「ブランニューオメガトライブ」と4度目の改名をして、現在5度目の改名に向けて活動中だ。


1994年9月14日(水)
Hシーンはもっと長くして欲しい

なんでこんなに進まないんだよ『禁断の果実』のストーリー。岡本健一と田中美佐子の「あんたは本当はアネキだろ」「私は女優・桑原陽子よ」の応酬が一段落ついたと思ったら、今度は「もうアネキのことは忘れるよ」「私も」攻撃が始まってしまった。これで最終回のオチが「実は血がつながってなかった」だったらみんな怒るぞ。


1994年9月15日(木)
女子プロよ、あしたはどっちだ

『ラスタとんねるず』のジャイアント将棋は面白いけど、それでいいのか女子プロレスラー。現在ようやく女子プロが格闘技として認められつつあるのに、この番組の女子プロ=ビアホール屋上の女相撲みたいな昔のイメージに引き戻されている気がする。井上貴子、うんていから落ちている場合か。ヒザを飛ばせ、ヒザを。

注釈:井上貴子は元祖アイドルレスラーと呼ばれたが、ヒール転向後は、凶器の警棒型スタンガンがトレードマーク。


1994年9月16日(金)
ギャップがまたいいのだろうか

異常な盛り上がりのヒゲ女をあらたに発見!TBSの渡辺真理アナである。普段のメイク顔からはわからないが、「人気アナの1日」といった企画番組でさらされる素顔には、くっきりとヒゲのラインが浮かび上がっている。『スーパーサッカー』で見せる緊張感の無い大股開きといい、オヤジ系お嬢様とでも呼ぶべきか。


※アーカイブ特集は不定期更新です

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