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辰ちゃん、ブロス探偵団説!? 林家いっ平は花粉症タレント襲名か?「2003年3月15日号」【TV Bros.アーカイブ 発掘!ブロス探偵団】

“愛ある突っ込み”をモットーに、1987年の創刊以来、長きにわたりテレビに物申してきたTV Bros.。その中でも特に歯に衣着せぬ物言いで、テレビのさまざまな事象に突っ込みを入れてきたのが「ブロス探偵団」だ。取り上げてきたネタは、その時代を(ある意味)象徴する人・もの・コトがずらり。往時を懐かしみ、その時代に想いを馳せれば、きっと今のテレビがもっと楽しめるはず。
今回は、「オレたちひょうきん族」ホタテマン安岡力也らを表紙に起用した2003年3月15日号のブロス探偵団をどうぞ。

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※主に番組表のNHK教育(現・NHK Eテレ)最下段を座席に、テレビや芸能ネタをいじり続けたブロス探偵団
※上記画像は2012年11月24日号掲載のものです

TV Bros.2003年3月15日号:概要

★特別定価200円。全132ページ。
★番組編成改変期に対応した、春の特大号第1弾。表紙はひょうきん族だが、ページをめくると橋本真也、蝶野正洋、武藤敬司がどーん。書く闘技通信スペシャル「プロレス復活宣言!三銃士は燃えているか?」特集を巻頭8Pで展開。破壊王・橋本真也をとことんいじり倒していたり、プロレス愛が全開。
★六本木ヒルズが、この年の4月25日にオープン。で「六本木と大心中!?」特集をコンパクトに4Pで。“六本木野獣会”メンバー(ではなかったそうだが)加賀まりこが語る六本木論は、文化論としても興味深い内容。
★80年代に一世を風靡した「オレたちひょうきん族」。DVD化を記念して、番組を回顧する「ひょうきんクロニクル」特集を、ディレクター座談会、ブッチー武者インタビュー、ひょうきん用語事典などで。番組構成を手がけた高平哲郎の「作り手が楽しければ、視聴者も楽しいはずだ!!って姿勢だった」という発言は、クリエイティブに関わる人すべてに響く金言かも。
★忌野清志郎の連載「ぼくの自転車のうしろに乗りなよ」には、漫画家さくらももこさんとの楽し気な写真が。この連載第45回のタイトルは「すべての人が平等」。
★この時期放送中の主な番組『メレンゲの気持ち』『いつみても波瀾万丈』『別れてもチュキな人』『伊東家の食卓』(日本テレビ)、『たけしのTVタックル』『TVのチカラ』『いきなり!黄金伝説。』『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日)、『さんまのスーパーからくりTV』『世界ウルルン滞在記』『筑紫哲也NEWS23』『ドラマ GOOD LUCK!!』(TBS)、『出没アド街ック天国』『カヴァーしようよ』『TVチャンピオン』『ペット大集合ポチたま』(テレビ東京)、『笑う犬の情熱』『発掘!あるある大事典』『堂本兄弟』『あいのり』(フジテレビ)、『連続テレビ小説 まんてん』『大河ドラマ 武蔵・MUSASHI』(NHK総合)など   

発掘!ブロス探偵団
2003年3月15日号

2003年3月15日(土)
仕込みに行ったのは話題性?

 江頭2:50が芸の仕込み修行のために北朝鮮へ。一体どんな芸を? 何故今? などという基本的な疑問は置いといて、彼は無事帰国できるのか? とか、かつて国外退去になったトルコでのあの芸は北朝鮮でもやるのか? の方が気になります。

注釈:無事に帰国しました。江頭2:50は1999年にも北朝鮮を訪れてます。


2003年3月16日(日)
2代目後見人

 テレ東『Ya-Ya-yah!』のミドリーヌ先生ことうつみ宮土理はジュニアにとっては“業界の母”的存在。ジャニーズといえば森光子が後見人的存在だが、この子たちが大きくなる頃にはさすがの森さんも…と言っては失礼ですかねえ。


2003年3月17日(月)
デーモン小暮を見習おう

 女装をやめたIZAMが『カヴァーしようよ』に登場。“姫から王子へ”の触れ込みで沢田研二を熱唱も、その姿はただの大男にすぎなかった。カブキロックス・氏神一番が素顔を見せた時同様、キワ物がイメチェンしても普通なだけだぞ。


2003年3月18日(火)
娘のバカ発言もメモって!

『さんま御殿』で「発音の悪い局アナを見つけたらメモっている」と梅宮辰夫。辰ちゃんブロス探偵団? 特に「ドラマ」「マネージャー」等の単語の今風平坦発音が気に食わないらしいけど、こっちのメモによるとそれなら娘のアンナが大得意!


2003年3月19日(水)
最近では浜ちゃんが有名

 鈴木宗男の元秘書・ムルアカが『国民の常識』に登場。クイズは散々だったけど、タコの絵が笑えた。子供の落書きみたいで似てない上、何故か9本足。格闘家より、江藤博利(例が古すぎ!?)みたいな絵下手タレントでも目指してみる?


2003年3月20日(木)
ナンパ水商売系デブ

『Mカクテル』でパパイヤ鈴木が、トータス松本の髪型を「ゲタを鳴らしてヤツが来るような」と表現。「かまやつひろしのような」と言わないセンスはさすが『debuya』だけで消えなかったデブ? でもこーゆーパーティーの司会者いそうだな。


2003年3月21日(金)
南流石は漫才出身

『FUN』でモー娘・飯田圭織が「うちらの振り付けの先生は昔、竹の子族だった」と発言。本人にとっては隠したい過去だろうに、顔写真付きで夏まゆみが紹介されていた。これで指導力ダウン!? ま、竹の子族もモー娘も変わらないかもだけど。


2003年3月22日(土)
番組のポジション。

 ユンソナが各バラエティ番組で暴走中。『学校へ行こう!』では、カミセンを「渋谷の不良」、井ノ原の顔を「平面的ポイントがない」とも。彼女の今の扱いは、当時、まだ日本語がよく分からずに売り出していた、ビビアン・スーのようだ。


2003年3月23日(日)
見かけ倒しの安い男だったの?

 山野氏との婚約解消疑惑に関して神田うのは「はたから見ればあんな素敵な人はいないと言うけど、私から見れば結婚はしたくない人」とコメント。それを言ったら、山野氏の立場がないっつーか、なんか山野氏にもちょっと同情の余地。

注釈:その後、山野幹夫氏はファッションモデル、タレントの加覧愛と2012年に結婚。


2003年3月24日(月)
花粉といえばこの人!?

『あるある大辞典』『スパスパ人間学』など、視聴率の取れる季節ネタとして定着した花粉症。そんな中『クスリになるテレビ』は林家いっ平をモデルに2週連続の特集。夏の怪談タレントと並ぶ、春の花粉症タレント誕生か? 1年分稼げよ。

注釈:そんな林家いっ平は2009年3月、2代目林家三平を襲名。


2003年3月25日(火)
お気に入りのエピソードなの?

『ワイド!スクランブル』で何故か毎回紹介されるゲンダイ掲載の志村けんのインタビュー。ドリフターズ時代に弁当のエビフライでブーがキレたという話が紹介されたが、別番組のブーのトークで披露されたのも同じ話。根深い話なんだね。


2003年3月26日(水)
『タッチ』のタッチャンも

『マイケル・ジャクソンの真実』でマイケルの声を吹き替えたのは、海外ドラマでゲイ役を得意とし、自らもゲイを公言していることで有名な声優、三ツ矢雄二。マニア感激のさりげない悪意に、今度は日テレが抗議を受けないかちょっと心配。

注釈:映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのマイケル・J・フォックスも三ツ矢雄二。


2003年3月27日(木)
勝っちゃダメじゃん。

『未来予想TV』で。味覚を全部覚えられるロボットとタモリが、各地の水の名前を当てられるか対決!をやっていた。結果はタモリがパーフェクトの勝利。段取り的にはこれでは…と制作者は思いつつも、誰もタモリを制せれるわけもなく…。


※アーカイブ特集は不定期更新です

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