大澤寛

富山で和と北欧の雑貨店運営。テーマは「日本のライフスタイルに北欧のデザイン性を+(プラ…

大澤寛

富山で和と北欧の雑貨店運営。テーマは「日本のライフスタイルに北欧のデザイン性を+(プラス)する」雑貨から生活を提案したいと試行錯誤の日々。富山県民とフィンランド人はなんだかよく似ていると感じていて、2006年頃からフィンランドに通ってほっこりしています。

最近の記事

モノの価値と値段

フィンランド発祥のイベント「クリーニングデイ」に参加するため、我が家で使っている食器や洋服、布たちに値段をつける作業をしている。 クリーニングデイとは、大切に使っていたモノだけど理由あって使わなくなったので、使ってくれそうな人へ譲る(販売する)イベント。フリーマーケットと違うのは、要らないモノを売るのではなく、価値を継承することだと捉えている。 自分が過去に買ったモノに値段をつける作業はとても新鮮。安く買ったけど、ワクワクしながら使ったなぁ。とか、めちゃくちゃ高い買い物だ

    • 自宅を建てるつもりがない人が新築した。なぜ?の話。

      人生で一番大きな買い物は家。次は自動車。と社会人になったくらいに聞いたか思ったか。それすらおぼろげな記憶しかない。自分が自宅を持つことはないと決めていた。 賃貸でよし。結婚したから家を建てましょう。 →結婚と家は関係ない。 こどもができたから、学区を決めるのに家を建てましょう。 →小学校の間転校することなければいいんじゃない? 賃貸だと支払っているお金が無駄だから家を建てましょう。 →自宅の修繕費のほうがよほどかかります。 人生で何度も訪れる決断の時。なるべく大きな借

      • 歩けるけど車椅子を1ヶ月借りてみた話2WHILL C2 30日間チャレンジ2週目以降

        電動車椅子のWHILL C2を借り出した最初の週は珍しくて周りの反応も面白くて日々記録を取りながら様々挑戦してみた。2週目以降原点に立ち返り、新しいタイプのモビリティとして楽しむことができるか。を考えてみる。 車椅子は脚を怪我したときに乗るもの、免許を返上したら。歩行困難な人に向けての道具。電動となったら、障がいのある人向けの特殊な乗り物。 ここから、 室内や歩道を走れる移動体として車椅子に健常者さえも必要だから乗る。便利だから乗るって意識になるの? そこで。 10日目。

        • 歩けるけど車椅子を1ヶ月借りてみた話  WHILL C2 30日間チャレンジ(1週目)

          以前から、未来のモビリティとして可能性を感じていたWHILLが1ヶ月だけでもレンタルしてくれると知ったので、30日間チャレンジをしてみました。 車椅子は脚を怪我したときに乗るもの、免許を返納したら。歩行困難な人に向けての道具。電動となったら、障がいのある人向けの特殊な乗り物。普段意識する対象にもないが、考えろと言われたら無理してこんな答えが出てくるくらいの道具。 以前自動車メーカーのエンジニアが会社辞めて車いすの会社作ったと噂で聞いた。(後から調べたらディテールが違ってい

        モノの価値と値段

        • 自宅を建てるつもりがない人が新築した。なぜ?の話。

        • 歩けるけど車椅子を1ヶ月借りてみた話2WHILL C2 30日間チャレンジ2週目以降

        • 歩けるけど車椅子を1ヶ月借りてみた話  WHILL C2 30日間チャレンジ(1週目)

          未来が見通せないコロナ禍。家を建ててみた。

          世の中ウッドショックだという。アメリカ中心に新型コロナで自宅ワークが増えて、自宅改修や新築案件が急激に増えた結果、木材はじめ建築資材が激高騰しているそうだ。 そんな「今」を想像することなど全くできず、子供も大きくなるだろうしそろそろ我が家を持つ(人生)設計を。と重い腰を上げたのが2018年。 妻が見つけてきた商店街の中の僅かの土地。広さ20坪。ここから新しい展開が始まる。 どうして商店街に敷地を求めたか、自宅をどんな想いでつくったか、はまた別に書く機会を作ることにして、

          未来が見通せないコロナ禍。家を建ててみた。

          モノは生活を変えるのか。そうでないのか。モノを知っている事と持っている事と使っている事は違うのではないか。

          あ。これ知ってる!ネットでみた。 友達との会話をしながら商品を見るときについ言ってしまう一言。モノそのものが情報化したことを端的に示していると感じます。 モノってなんなのでしょうか。スタートアップの社長さんたちからは「モノの時代は終わった。これからはコトの時代だ」と聞くようになりました。 モノが多くて片付けられない。という話や、「断捨離」「終活」「ミニマリスト」モノが少ないのが正義。持たないのが正解。 逆にモノにこだわるのはダサい。しつこい。(そこまで言わないか。)

          モノは生活を変えるのか。そうでないのか。モノを知っている事と持っている事と使っている事は違うのではないか。

          ライナスの毛布としてのマイブランケット

          生活に必要なものだけ持ちたい。でも肝心の必要なものとは何かわからない。ブランケットは必要なのか否か。そんなこと考えたこともない。というのが普通なんでしょうけど、そのへんを考えてみました。 生活する中で要らないものを全部省くと一体何が残るのか。「茶碗」らしい。 小説「坂の上の雲」(司馬遼太郎著)では日露戦争での日本陸軍の英雄、秋山好古の暮らしぶりは見事だった。飯を食うにも酒を飲むにも客人をもてなすにも茶椀1つ。ほかには何もない。それはそれで見事な枯れを体現していた。即身仏の

          ライナスの毛布としてのマイブランケット

          無駄遣いをやめる。無駄買いのすすめ。

          買い物は楽しいもの。つい無駄遣いしてしまいます。でも、勇気をもって無駄遣いをやめてみる。もっと勇気をもって無駄買いをするっていうのはどうですか? モノを購買することは2つの目的があると考えます。 目的その①使うため。使ってもらうため。 前から欲しかったあれ。お金を貯めてでもローンをしてでも買ったからには使い倒す。使い倒すからにはお手入れもしながらずっと使いたい。 自分が使ってみてすごく良かったから友人にもプレゼントしたい。記念日にプレゼントをして喜んでもらいたい。

          無駄遣いをやめる。無駄買いのすすめ。

          男目線で「ムーミン」を読んだ話

          女性から見た理想の男性はスナフキン。だって、自由に放浪していて、心に響くいい言葉を残してくれる。 私、ミィに似てるってよく言われるんだよねー。 女性と喋るとムーミンが好きだ。と言われることがあるのは北欧雑貨屋でムーミンの商品を扱っているからだろう。好きで来てくれているのだからそりゃ聞くことがある。 男性でムーミンの話ができるひとを探してみたことがあったが、内容まで知っている人はほとんどいなかった。ムーミンが好きだ。と言うひとに会ったのはこの15年で2ー3人だった気がする

          男目線で「ムーミン」を読んだ話

          生活の中にWORKが入り込んできた。

          雑貨店運営という仕事柄、雑貨の視点から生活をデザインしたい。くつろげる、帰りたくなる家づくりの提案を目指すぞ。と意気込みはするものの、いつも試行錯誤。帰る場所のはずの自宅にWORKがやってくる時代になってきたからインテリアを中心に考えてみました。 リモートワーク、テレビカンファレンス(テレカン)。耳なじみが薄い中一気に広まった自宅で仕事空間を確保する。という事態。 著者は地方生活の狭め3LDK賃貸自宅に4歳、0歳の子らが活発に泣いたり笑ったりしている環境で、ワークスペース

          生活の中にWORKが入り込んできた。