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生活の中にWORKが入り込んできた。

雑貨店運営という仕事柄、雑貨の視点から生活をデザインしたい。くつろげる、帰りたくなる家づくりの提案を目指すぞ。と意気込みはするものの、いつも試行錯誤。帰る場所のはずの自宅にWORKがやってくる時代になってきたからインテリアを中心に考えてみました。

リモートワーク、テレビカンファレンス(テレカン)。耳なじみが薄い中一気に広まった自宅で仕事空間を確保する。という事態。

著者は地方生活の狭め3LDK賃貸自宅に4歳、0歳の子らが活発に泣いたり笑ったりしている環境で、ワークスペースなるものは存在せず。

考えた結果の結論。「区切る」こと。

生活と仕事の時間を「区切る」

生活と仕事の空間を「区切る」

自分自身の気持ちを「区切る」

時間を「区切る」ことは、子らが寝ている間と1人で、または2人で遊んでいるときに限られます。朝食前の少しの時間、ようやく始まった幼稚園に送ってからの少しの時間、絵本を読み聞かせて寝かしたあとの少しの時間。限られます。限られても「区切る」ことはできそう。

一発集中するためにいつもPCを置く場所へ移動。

移動したら、「さあやるぞ!」と奮起してやり始める。

がうまくいけば問題ないのですが、そうもいかない。特に気持ちの部分。くつろぐはずで作りこんでいる我が家。そうそう簡単に仕事スイッチ入りません。逆に入っちゃうとOFFできません。

要素として空間的にやわらかく閉じこもる場所、座りやすい椅子とちょうどいい高さのデスク、緊張感をもたらす5000k(まっしろ)の光。

そして大切なのは気持ちを区切る物理スイッチ。

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(できれば本棚のちかく)空間を区切るにはつっぱり棒2本たてて、木の棒渡して、布をぱらり。つっぱり棒3本でL字に、4本で四角に区切れます。DRAW A LINE(写真)を選ぶのはつっぱり棒感というか仮設感というか曖昧な感じがしないから。オプションパーツがあるから。特に大事にしたい気持ちを「区切る」装置である照明とそのスイッチの存在。

区切るためのテキスタイルにmarimekkoを選ぶのは、季節感と自分自身のブランディングのため。テレカンするときに背景にすると、黙っていて100×100pixelになったとしても存在感をだすことができるし、バーチャル背景じゃないから自分自身の体が欠けて見えることもない。写真の柄はjuhannus taika(夏至の日の魔法)という柄。6月21日頃の夏至の日をさきどりして感じることができるし、1年で最も日が長い特別な日というフィンランドの高揚感も共感できる。季節を少しさきどりした空間に身を置くと自分の気持ちも盛り上げることができるはず。

DRAW A LINEで区切った空間へ身を投じるときにスイッチをパチン。とすることで自分のスイッチも入れる。終了したらスイッチを切る。

場を移すだけでなく気持ちにも作用させるプロダクトの存在が生活の中にWORKを同居させる勘所になるんじゃないかと感じています。

あとは大きなモニターといいカメラといいマイクといいスピーカーがあれば自宅で仕事も無理ではないのでは。これから先はここの研究になりそうです。



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