SEOにどこまで頼るか?包むデザインリニューアルの経緯
正直なところ、Googleのアップデートの度に一喜一憂するのがとても健全ではないと感じまして包むデザインのWebサイトは『検索順位に左右されない』施策を打っていく事にいたしました。
その経緯や実際に今やっている事を本記事では書いていきます。
包むデザインリニューアルの経緯
Webサイトは誰のために存在するか?
Webサイトの数だけ答えは存在します。
業態・企業の考え方・お客様・社会との関係…などに左右されて変わっていくものです。
包むデザインのWebサイトは、『ファンや今後ファンになっていただく方のためのもの』だと考えています。
ペルソナをつくず、ファンを大切にする
デザインやWebサイトをつくる際には『ペルソナ』を設定する場合があります。
今回のWebサイトリニューアルでは、ペルソナを一切つくらずファンに合わせたデザインや設計を行います。
いまファンになってくださっている方が最高のユーザー像(ファン像)だと考えているのです。
ファンになってくださっている方が包むデザインのどういう部分を好きになってくださっているか?をよく知ることでファンの輪を広げていくイメージです。
ファンの要望に偏り過ぎない。軸を持って対応をする。
ファンの要望は大切なモノです。
ファンの要望を汲み取りすぎた結果、包むデザインらしさを失う事は避けなければなりません。
包むデザインらしさを損なわないための判断基準になる『軸』が大切になります。
包むデザインの『軸』の一例をあげて説明いたします。
包むデザインの『軸』の一つに値下げを一切しないというものがあります。
ファン全体が値下げをしてくれ!という要望が出ても値下げはしないでしょう。これは値下げすることによってクオリティを落としたり工数を下げたりしなければならず結果として誰も得しない事が多いからです。
包むデザインは『発注いただいた方と一緒に良いものをつくる』事を大切にしておりますのでこの理念からも外れてしまいます。
Webサイトリニューアルが事業経営のリニューアルに発展した理由
Webサイトのリニューアルは、1年ぶりでかなり早いスパンでリニューアルを行うこととなります。本当は簡易なページ追加とライティングの変更で良いかと考えておりました。しかし、前章で書いた『軸』を設定すると大幅なリニューアルが必要になりました。
今までの包むデザインには決定的に事業運営を行う『軸』が浅かったのです。
軸が定まっていないと何度Webサイトをリニューアルしても同じことだという気づきを得た
『軸』がないとどのようにうまくマーケティングを行い、売上を上げたとしても事業に無理が来てしまう事があります。
■ 『軸』がないと起こってがちなこと
どんなお仕事も受けてしまう
無理難題でも自分たちが無理をすればどうにかなるしどうにかしてしまう
いわゆるクレーマーの声に耳が行ってしまう
自分たちの事業よりお客さまの事業を優先してしまう
上記の箇条書きはすべて包むデザインに当てはまるモノでした。しかし、これらを続けているとなんのために『事業を継続させているか?』わからなくなってきます。極論、生きるためだけに事業継続させているようなものです。
『生きていくためだけに存在する事業』が存在理由ならその事業は本当に存在理由があるのか?包むデザインではなくてもいいよね?本当に存在価値のある事業とはなんだろう?と考える中で『軸』の大切さに気がついていきました。
三方良し!自分たちの良しを「お金だけにしない」
三方良しとは古くは近江商人の経営哲学の一つで「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え方です。
ここでよく置いてけぼりになるのは、自分たちです。
自分たちは「お金をいただいたがそれは本当に満足な仕事だったか?」を常に考えるようにしてます。
これは自分たちだけに当てはまるモノではなくて、「デザインを納品したお客さまはデザインでどんな付加価値を得たか?」「この事業は社会貢献になっているか?」など三方にとっていい関係をとれるように考える事が大切です。
自分たちもとても大切だと認識することが大切
土日働けばどうにかなる、徹夜したらどうにかなるみたいに自分たちを追い込むのは得策ではなく、無理を続けると事業継続不能になってしまうでしょう。
事業を人に例えるとわかりやすいと思うのですが、自分のやりたいことをせずにずっと寝る間も惜しんで生きるのはあまり健全ではないと思います、下手をすれば病気になってしまいます。
あれ?Webサイトのリニューアルですよね??
というツッコミが入ると思います。
自分の事業のWebサイトをつくる際には事業的な事や軸を考えなければリニューアルを繰り返して、お客さんに振り回さえる事業になってしまうこともあります。
SEOにどこまで頼るか?
この記事の結論ですが、包むデザインのWebサイトはSEOに頼らない方針にしています。『SEO的に定期的に情報を更新したほうが良い』『タイトルにキーワードを入れよう!』など言われたりしますが、一切やりません。その代わりに
自分たちが無理なく、ファンの方が親しめ得る情報をどう発信するか?
どういうタイトルがファンの方にわかりやすいか?
このように自分たちとファンの方に寄り添ったWebサイトを構築していきます。
このため集客にかなりコツがいると思いますが、こちらもファンの方と自分たちにあった方法をとって行く方針です。
※おそらく広告もほとんど打たないと思います。
結論
包むデザインのWebサイトリニューアルでは、SEOを意識したWebサイトづくりは行わない方針を取ります。
それよりも『自分たちの軸』『ファン』を大切にしたつくりにしていきます。そのために今は事業見直しから始めています。。。(リニューアルの道のりながし(´;ω;`))
でも、とても大切なターニングポイントかと考えておりますので丁寧に一つづつこなしていきます。
というわけで、随時Noteではリニューアルについての続編を書いていこうかと思います
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