なんか良いです。メーガン・トレーナー。

金曜にこのアルバム、Takin' It Backのデラックス盤が出たので、初めて聴いてみました。

オリジナル盤の方を。

いやー、だってあまり好きではないのだ。
デラックス盤てやつが。
ポップスやヒップホップのアルバムではおなじみの存在になりつつあるデラックス盤ですが、曲順が変わるわ、そんなに良くない曲が足されるわで、あんま好きな形態じゃないんだよなあ。
どうですか、音楽リスナーの皆さん。

さて、メーガン・トレーナー。
初めて聴くアーティストです。
うん、なんかいい。

率直な感想すぎるかもしれないけれど、もうそれくらいしか言う事ないっす。

普段あまり聴かないポップど真ん中なんだよね。だから比較対象がいないというか。
強いて言えば、ソウルやドゥワップを取り入れた曲はエイミー・ワインハウスを彷彿とさせるかな?彼女ほど業が深い歌声ではないけれど。
それか、アルバム全体から感じるオールディーズガールポップの良いフィーリングはベスト・コーストを聴いた時みたい。そこからインディロック要素を引いたかんじかなー。

彼女の曲の良いところって彼女自身のチャーミングさが曲に現れていることだと思う。それがキャラっぽい感じじゃないから、バラードを歌っても大袈裟にはならない。それってすごい良い事じゃないかな。

冒頭のSensitiveは悲しみに耽るわけじゃなく、どこか前向き。
続くMade You Lookの歌詞にはグッチやルイヴィトンといった高級ブランドが出てくるけど、そんな服着たことねーよーって僕でも彼女の楽しそうな歌声と一緒にノれる。
そしてタイトルトラックのTakin' It Back。これは名曲でしょう。ご機嫌なソウルポップにはおとなしい僕でも踊りたくなるのだ。

アルバムの後半ではスカやマンボまで登場するのだけど、歌いこなせるジャンルの幅を見せつけたい訳じゃなくて、彼女が自然に楽しめる曲をセレクトしたらこうなったんだろうなと想像が膨らむ。

改めてなんか良いです。メーガン・トレーナー。

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