コットンのお話し
こんにちは。TUTIE.デザイナーの松田です。
皆さんはコットンがどのようにして、糸や洋服になるのかご存じでしょうか?
普段から良くふれる事のあるコットンですが、意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
今回はTUTIE.で栽培したコットンの写真を使って、少しだけご紹介させていただきます。
こちらの写真がコットンボールと呼ばれる、ふわふわの綿の中に、種(写真右下)が入っているものになります。
ふわふわして見た目もかわいらしい感じです。
この種を乾燥させて、春先に土に植えて栽培していきます。
成長スピードも速いので、2か月ほどで支え棒が必要なくらいどんどん大きく伸びていくんですよ。
夏を迎えると、こんなきれいな花が咲きます。
コットンに花が咲く事って意外と知らないですよね。
夏から秋にかけて花の色が変化していき、花が枯れると同時に軸の部分がどんどん膨らんできます。
秋口には、花は枯れて膨らんだ軸の部分がはじけ、白いコットンボールが姿を見せ始めます。
完全にはじけて、乾燥も進んだ真っ白でふわふわなコットンボール
ここまでくると、ついに収穫です。
収穫後も、水分を飛ばすために天日乾燥をしていきます。
乾燥することでさらにコットンボールはふっくら、ふわふわになります。
コットンボールだけを取り出して、収穫が終わります。
この後に、コットンボールの中から種を取り出し、綿と種に分けて綿は紡績という糸にしていく工程に進みます。
種はまた乾燥させて翌年の栽培に使用されます。
毎年、収穫と栽培が繰り返されて綿は繊維に、種は栽培にと無駄のないサイクルになっているんですよ。
実際に洋服にするための綿栽培は大きな畑で行われるのですが、おうちのプランターでも意外と簡単に栽培できるんですよ。
春に植えて夏には花が咲き、秋にはかわいいコットンボールもできるので、ご自宅で育ててみられるのもおすすめです。
種はホームセンターや園芸店などでも販売されているので、この機会に綿花栽培はいかがでしょうか?
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