国民年金保険料、少しでも支払いを抑えたい!
安くはない、国民年金の保険料。
年度が替わり、今年度の納付書の束が届いて、げんなりしている方もいらっしゃるでしょうか?
前回、「来年度(令和6年度)はアップします」と書きました。
あちらこちら値上がりの時代。
支払いを抑えられるのであれば、少しでもそれを活用したいところです。
国民年金の保険料には前払いの制度があります。割引を受けられることが最大のメリットです。
🌳前払いの種類
前払いにはいくつか種類があります。
🔶1ヵ月ずつ先払い
まとめて前払いとは異なります。本来の納期限よりも1ヵ月ずつ前倒ししていくものです。
口座振替のみ対応しています。
割引額(令和5年度の額):月50円
🔶6ヵ月分を前払い
口座振替だけでなく、納付書払いやクレジットでも選べます。
割引額(令和5年度の額):
納付書・クレジット ⇒ 810円(月換算135円)
口座振替 ⇒ 1,130円(月換算188.3円)
🔶1年分を前払い
割引額(令和5年度の額):
納付書・クレジット ⇒ 3,520円(月換算293.3円)
口座振替 ⇒ 4,150円(月換算345.8円)
前払いの期間が長いほど、割引額も大きくなっていくのが分かります。
🌳一番お得な2年前納
国民年金の保険料は、2年分まで前払いできます。
割引額(令和5年度の額):
納付書・クレジット ⇒ 14,830円(月換算617.9円)
口座振替 ⇒ 16,100円(月換算670.8円)
1ヵ月換算の割引額が、他の前払いと比べてググッと高くなります。
また、通常の年金保険料が約16,000円のため、1ヵ月分浮くことになります。
🌳2年分納めて、確定申告の控除はどうなる?
年末調整や確定申告の際の社会保険料控除。
支払った年を基準に控除というイメージですが、国民年金保険料の2年前納に関しては、年ごとに分けて控除を受ける方法を選ぶこともできます。
郵送で届く控除証明書は各年分に分かれているため、納めた年にまとめて使ってもよいし、翌年分は保存しておいてその年が来たら使ってもよいです。
🌳2年前納するには手続きが必要
納付書払いの方に送られてくる納付書の束の中には、2年前納の用紙が入っていません。
手続きが必要となります。
場所は、市区町村役場や年金事務所です。
口座振替・クレジット払いの場合は2月末まで。
納付書払いの場合、支払い期限の4月末までに納められるよう、その前に済ませておかなければなりません。
興味のある方は、来年から検討してみてはいかがでしょう?
🌳無理のない範囲で……
2年前払いはお得だと書いてきましたが、それでも40万円近くを一気に納めることになります。
懐事情と相談して決めるのが一番かと思います🙂
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