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年金アドバイザー試験と向き合った日々

2023年3月の試験で、年金アドバイザー2級に合格しました。
勉強期間は約4ヵ月。その間、毎日、少しでも勉強するようにしていました。
そんな自身の経験を元に、勉強方法について書いてみます。
 

📕①公式テキストを1回は読む


購入した本は、
『銀行業務検定試験 公式テキスト 年金アドバイザー3級』(経済法令研究会)
です。

どこにもリンクしていません。すみません。

「え? 2級のテキストの間違いではないの?」
と思われそうですが、2級の公式テキストはないようです。3級を使います。試験範囲はほぼ同じなので十分かと思います。
公式テキストは、年度単位です。最新版を買うようにしましょう。中身の数字が変わってきてしまいます。

テキストは何度、目を通したらよいか?
この辺は、予備知識の程度にもよります。おそらくですが、年アドを受けられる方は、年金の勉強自体初めてというわけではないかと思います。ひととおりの学習経験があれば、1度でよいかなと思います。
 

📕②問題集は2~3回解く

使用した問題集は、
『銀行業務検定試験 年金アドバイザー2級問題解説集』
です。

どこにもリンクしていません。すみません。


2級の試験は年に1度だけ。毎年3月にあります。最新の問題集は前年11月に発売となります。

問題集の中身は過去問です。その当時の出題がそのまま掲載されているため、法改正前であったり、数字が古いものであったりしますので、その点は要注意かなと思います。

【問題集を解くメリット】
①パターンを知ることができる
試験では大きな問題が10問出題されます。毎回、どのような問題が出題されるのか、過去問を解いていくと分かってきます。

②出題に慣れる
年金額の計算問題は、とにかく慣れです。算数や数学も、繰り返し計算問題を解くことが大事なのと同じです。
厄介なのは、元号が昭和・平成・令和と混在していること(私は西暦に換算していました)。解き慣れるしかありません。
また、厚年はH15年、国年免除はH21年、障害・遺族の300月みなしには要注意です。うっかりミスを防ぐには、とにかく慣れだと思います。

【学習時間】
私自身は1日あたり30分から1時間勉強しました。
試験時間は3時間です。問題を通しで解いてもよいのでしょうが、まとまった時間が取りにくく、1日2~3問解きました。
間違えたら、テキストに立ち返り、マーカー。繰り返し解いていると、間違えやすい問題、苦手とする問題が分かってきます。

【衝撃】
前回記しましたが、私が受けるか否か迷っていたとき、書店で見てみた問題は、たまたま易しいものでした。
問題集を買って、初めて解いてみたとき、その難しさに辟易してしまいました。厳しめに採点しましたが、4割未満。6割が合格基準なので、全然届きません。
しかし、何度か解いていくうちに、パターンに慣れ、点数も上がっていきました。

【勉強を嫌いにならないために】
計算問題が多いです。計算すること自体は好きなのですが、それでも、だんだん飽きてきてしまいそうでした。
そこで、好きな音楽を流しながら勉強することにしました。
社労士試験の受験勉強でもそうでしたが、私自身は音楽聴きながらが多いです。そのほうが、左脳だけでなく、右脳も使えてちょうど良いような気がします。
元気を与えてくれるような曲ばかり選んでいました。「頑張ろう」と思えるし、勉強を嫌いにならずに済みます。楽しむことが一番大事です。
 

📕③本試験では時間配分に注意

試験に受かったからよかったものの、本番中、失敗しそうになったのが時間配分でした。

2級の試験時間は3時間。大きな問題が10問。1問あたり15分を目安としていけば、見直しもできます。
試験勉強中も、この15分を目安にしていて、時間は何とかなると考えていました。
しかし、2~3問目で予定時間オーバー。この調子では、時間内に全問解けない……。焦りました。
なぜ失敗しそうになったのか? 本試験では、いったん問題用紙に計算式や答えを書き、答案用紙に清書という形をとったためです。
そりゃ、倍くらい時間かかるよ~。しかも、本番では丁寧に書こうとするからさ~。どうして、そこまで考えていなかったの~?
内心、自分にツッコミを入れながら、
(私としたことが……!)
焦りで身体がジワーッとなりました。
 
このとき大事になってくるのが、気持ちの立て直し。
(大丈夫! まだ時間はあるよ。挽回できる!)
冷静さを取り戻しました。その後は、直接、答案用紙に解答していき、自己採点用に最終解答だけ問題用紙にササッとメモしていきました。そして、時間内に終了。

どのような試験でも共通することですが、私自身は「勉強中は自分に厳しく、本試験中は自分に甘く」しています。
学習期間中は「もっとこうしなければ」と常に戒めていますが、試験中は「いままで勉強してきたんだから、大丈夫」と自分を客観的に褒める感じです。
それが「本番に弱くならない」秘訣かなと思います。
 

📕合格してからも……

年金の仕事をしていく以上、合格してからも勉強は続きます。
「研修なんて必要ない」と言われる方もいますが、いざという時、訊かれて答えられるよう、また、正確に伝えられるようにするためには、日ごろの研鑽もある程度大事かと思います。 


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