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生命の神秘感じまくった話 vol.1(妊娠初期編)

どうもこんにちは。勝ちどきペンギンです。
日々溶けるように過ぎており、アドレナリン出まくりで書き上げた出産noteから約3ヶ月経っておりました。

出産(4月某日12時42分)から今日現在(7月某日17時半過ぎ)まで、産後すぐなのにアデノウイルスかかったり子はRSウイルスにかかったり色々あり過ぎてnoteに書き殴りたいくらいなのですが、忘れないうちに妊娠期間について記録しておきたいと思います。
記録する理由は、妊娠・出産、そして育児の始まった今、いずれの期間においても「情報は多く持っていた方がいい」(それを精査することも大事ですが…)と思うことが多いからです。自分に当てはまる症状や経過はないかもしれないけれど、いつかもしそうなったとき、「知っている」と「知らない」とでは気持ちが全く違います。余裕が少しでもあるときに情報をキャッチするアンテナを高くしておくことはどんな状況においても重要だと、思うのです。

そんなわけでざっくり、
・妊娠初期(〜妊娠4ヶ月・〜2020年10月)
・妊娠中期(妊娠5〜7ヶ月・〜2021年1月)
・妊娠後期(妊娠8ヶ月〜・〜2021年4月)

に分けてnoteを書こうと思います。


今回のラインナップはこちら。

①いつ妊娠していることを打ち明けるか
②好きなものを好きなときに食べられる素晴らしさ
③何かに支配されている不安

①いつ妊娠していることを打ち明けるか

妊娠したことを周囲の人々にいつ伝えるのか、というのは難しい問題です。いろいろな人に聞いた限り、「安定期に入ったら〜」が多数派の印象でした。
さて、わたしはどうしたか。

2020年は新型コロナウイルスという未知のウイルスと人類が出会ってしまった年でもありました。8月というと日本では1度目の緊急事態宣言が終わった頃で、ワクチンについてはまだ目処が立っていませんでした。
そもそも、多くの人は安定期に入ったら、と言うけれど、実際気をつけるべきは初期からであって、むしろお腹を見てもまだわからない初期だからこそ周囲に伝えるべきではないのか?
自分の妊娠以前に、わたしはこのように考えてしまうことが度々ありました。

妊娠し、仕事柄出張や客先訪問が多いわたしはどうしたものかと悩みました。通常時であっても上記のように考えていたのに加え、コロナが流行している状況で、どうするべきか。

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わたしがすべきことは赤ちゃんと自分の健康を第一に考えること。
そう考え、8月中旬に胎嚢が確認できた段階で、親族・上司には伝え、マタニティマークをつけて出かけるようになりました。


②好きなものを好きなときに食べられる素晴らしさ

妊娠がわかったのは8月上旬。病院できちんと胎嚢を確認したのは8月中旬。全ての口にするものが「美味しくない」日々の始まりでした。わたしの場合、それは出産まで続いたのですが…。
妊娠初期は文字通りまともに食べられず、わたしの主な主食は以下の通り。

・パイナップル(スーパーのカット済み)
・寒天(セブンイレブンのみかん入り牛乳寒天がいい)
・ツナマヨおにぎり(コンビニ最高)(炊き立てのお米は悲しいことに美味しくなかった匂いだけで無理)
・フライドポテト(マクドナルドは安定)
・ゴールドキウイ(グリーンはだめ)
・ミニトマト(ひたすらこれだけな日もありました)
・桃と葡萄(義実家からたくさん送ってもらいました大感謝)
・氷砂糖(母の知恵でした)

食べられるものがひとつ、またひとつと見つかる喜びはとても大きく、夫に抱きついてお礼を言ったものです。かろうじて飲み込むことのできるものを見つけては口にしていたものの、体重は2kg落ちましたが、水分補給を心がけ、食べられそうにこまめに食べ、それ以上の体重減少は免れました。
それまで食に対するこだわりは強くなかったのですが、好きなものを好きなときに美味しく食べられることのありがたさに気づいた妊娠期間でした。

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↑友人から送られてきた野菜たちの中にパイナップルがあり大歓喜
(それまでパイナップルを渇望することなんてなかった…)

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↑食欲がバグってハンバーガー2個食べた日もありました
(いつもならハンバーガー1個で大満足なのに…)

③何かに支配されている不安

①で記した通り、上司に報告し勤務体制について相談し、コロナということで完全在宅勤務体制を取らせてもらえることになりました。(妊娠以前は50%ほど出社している状態でした)
出張や客先訪問もオンラインさせていただき、ある意味コロナだったために先方にそれほど違和感を持たれることなく仕事をすることができました。ありがてぇ環境だわ頑張ろう…と思うわたし。がしかし体は気持ちとは反した状態でした。

とにかく、気持ち悪い。横になっていても気持ち悪い。眠い。人の話もまともに聞けるような状態ではない。しんどい。生きる気力がない。

初期は妊婦検診の頻度も少ないし胎動もまだなく、赤ちゃんが無事に大きく育っているか、不安と、心細さと、今まで経験したことのない体調不良によるしんどさとでいっぱいいっぱいでした。自分が望んで自分のお腹に迎えられた赤ちゃんなのに、しんどい、と言ってはいけないような気もするし、でも、しんどい。毎日気持ちのアップダウンが激しく、時間がただただ過ぎるのを待つばかりな時もありました。

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自分の体と心が、正体不明の何かに支配され、めちゃくちゃにされているような感覚でした。当時、わたしがどう乗り切ったのかというと、


いやぁ〜生命新たに作り出すなんてすんごいことが自分の体で起きてんだなぁ〜そりゃこんなにしんどくて当たり前だな!うん!こんな時期があっても人類は生命繋いできてるわけだしなんとかなるわな!!


という謎の思考回路でした。

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火の鳥のこのシーンもよく頭をよぎりました。自分を長い長い人類の歴史のほんのいっぺんに過ぎないと思うと、気持ちが少し落ち着いたのです。


→→→生命の神秘感じまくった話 vol.2(妊娠中期編)につづく……