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本当に苦しかった最後の一年

平素よりお世話になっております。
経営学部経営学科4年の岡崎鈴生(おかざきれお)です。

「練習はおにぎりだ!」という名言を残した香澄。そのおにぎりが栄養になったのか、それとも流れてしまったかはさておき、香澄の熱い思いが伝わるブログでした。
僕も理科大サッカー部の四年間は、ワンピースです!笑

前置きはさておき、これから最後の一年間自分が何をしていたのか、これから話していきます。普段このような話はしませんが、この機会に少し話します。シビアな内容になると思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

最後の一年間

三月〜四月

今年の三月。就活もありながら、少し余裕が出てきた僕は、朝4時に起き、朝帰りのホストと一緒に高田馬場に向かう生活が戻ってきました。

「去年は、前十字靭帯断裂で一年間プレーできず、今年こそはプレーをする。」そのように意気込んでいた矢先、また同じ膝を怪我してしまい、1ヶ月間の松葉杖生活が始まります。

「すぐに良くなるだろう」と思っていましたが、診断結果は最悪な結果に。

医者から、
「半年以内に手術が絶対に必要です。手術しなければ、今後歩くことすらできなくなる。半月板にも、軟骨にも怪我が及んでます。おそらく高校の時からのオーバーワークでしょう。」

こう告げられ、涙が止まりませんでした。ナイアガラの滝ぐらい出てきて、ドライアイになりそうに。
この診断で、東京理科大学サッカー部で、もう二度と現役の時ではサッカーができなくなりました。

五月から六月

自分の怪我のリハビリがスタート。しかし、始めた矢先、またしても悲劇が襲いました。

母の脳に癌が発覚。一人では歩くことすら立つことすらできず、緊急で入院へ。ゴールデンウィークということもあり、父と二人がかりで看病へ。最悪大事には至らず、本当に良かったです。

しかし、家の家事を父と二人で担当することに。
慣れない料理や洗濯、掃除に苦戦する毎日がここから始まります。

さらに、この時期、就活も終盤に。面接が週に4回ある週もあり、大忙しに。面接もどうしても余裕がなく、何社も御祈りメール。

朝起きて、朝ごはん作って、洗濯機回して、掃除して、面接して、病院に行って、面接して。毎日くたくたに。

正直部活やリハビリどころではありませんでした。

普段の当たり前が当たり前ではない。ご飯を作ってくれる人もいなければ、掃除をしてくれる人もいない。

「日常」という言葉の重みを改めて理解しました。

七月

少し、家事にも慣れてきて、リハビリも再開。後半の方には少し余裕が出てきて、部活にも1、2回行けるように。

八月

この月にも悲劇が。父方の祖母が亡くなってしまいました。

小さい頃から面倒を見てくれ、一年に一度、父の実家である山形に行った時に遊んでくれたのを今でも覚えています。本当に動物が大好きな方で、私に動物の大切さを教えてくれたこと、これからも大切にします。

そこから前十字靭帯再建手術へ。

手術時間が5時間にも及ぶ大手術。相当膝が悪かったみたいです。
ですが、なんとか無事に成功。

手術一時間前のBeReal

九月

最初の方は歩くことすらできず、相当痛かったものの後半の方には徐々に歩けるように。何とか部活にも少しずついけるようになりました。

後輩たちやマネージャーに伝えたいこと

  • 体を大切にしてほしいこと

サッカーは当たり前ですが、健康でなければできません。できないからこそ、怪我だけは気をつけてほしいです。

「毎日のストレッチ、怪我防止のための食事づくり、良質な睡眠。」

全てはここに尽きると思います。朝6時から練習あって、それどころじゃないと思いますが、それでも気をつけてほしいです。

  • 家族を大切にしてほしいこと

サッカーができることは当たり前ではないです。

「支えてくれる家族がいて、初めてサッカーができる」

ここを絶対に忘れないでほしいです。少しでも支えてくれる家族に「ありがとう」を伝えてください。失ってからはどう頑張っても伝えることはできないです。恥ずかしいかもしれないけど、感謝の気持ちだけは伝えてほしいです。

最後に

最後になりますが、今まで支えてくださった先輩方、後輩のみんな、マネージャーのみんな、そして同期のみんな、本当にありがとうございました!
みなさんの支えがあったからこそ、本当に充実した四年間でした!

だけど、
本当は、もっとサッカーしたかったし、もっと練習にも行きたかったし、みんなともっと話したかった。一年生とは本当に話せなくて、ほんとすみません。

本心はこうだけど、サッカーにもう悔いはないです!

素敵な仲間と出会えて、サッカーができて、自分自身のワンピース見つかって、最高のサッカー人生でした!楽しかった!本当にありがとう!

次回の担当は、理科大サッカー部のイケメン担当でありながらも、面白い応援歌まで考えられる岡本承太郎くんです。最近はプライベートが充実しすぎて、大忙しの承太郎。ワンピースは見つかったのか。彼の熱い思いに注目です!






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