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熱視線、お疲れ様でした

大変遅くなりましたが、運営の中の人として、かねてより告知してきたイベント「熱視線」が無事閉会しました。
参加者の皆様、お疲れ様でした!
またご来場の皆様、SNSでの拡散にご協力くださった皆様もありがとうございました。

いや〜〜〜、イベントって大変ですね・・・

今までの人生、自分発信でなにか事を起こすことなど皆無だったのですが、今回初めて運営側に回り、その大変さをひしひしと痛感しました。

日程の調整にSNSの更新、情報管理、関係各所にメール打ったり、必要なものを揃えたり、考えることや気を配ること盛り沢山で、脳がショートするかと思いました。普段と異なる脳の部位を使ってる感すごかった。
今後、世の中のイベント運営やってる人はもれなく全員尊敬です。

しかしですね、大変だなあとは勿論思ったのですが、それ以上に、
「開催してよかった!!!」という気持ちのほうが何倍も大きいです。

参加者の皆様に大感謝ですm(_ _)m

まずですね、参加者の皆さんが頒布していたzineや雑貨の数々、
これがもうどれもこれも強烈に個性的でマニアックで、熱視線の名にふさわしいコンテンツばかりでもう興奮しっぱなしでした。

この世ってこんなに面白いんだ、へ〜こんな見方や楽しみ方あるんだ、ていうかその目の付け所すごくない!?みたいな衝撃の連続でした。
共に運営に入ってくださったカフェギャラリーきのねの三宅さんも大興奮しており、ゲットしたzineの素晴らしさをすんごい教えてくれました。笑

でもめっちゃ気持ちわかる、共有したいよね・・・

新村がゲットした品々。

大阪で開催したこともあり、大阪や関西でのフィールドワークをまとめたzineも多くありましたが、同じ街のはずなのに、人によって目の付け所が違うためにまったく異なる表現となっており、

”同じものを見ていても、人の数だけものの見え方や感じ方には違いがあり、多様な表現となる”

まさにこの言葉通りのイベントになったのではないかと思います。

初開催、そして得体のしれないイベントにもかかわらず、全力投球してくださった参加者の皆様に心から感謝します。
誇張でなく、参加者の皆さんの頒布物の熱量とクオリティのおかげで、素敵なイベントとなり、おおむね好評なご意見をいただける結果となりました。
本当にありがとうございました!!

運営として不手際やご心配をおかけした点も多々あるかと思います。反省点だらけではありますが、ご指摘やご意見を活かして次に繋げていきます!!(そう、次回開催が決まったのです!その話は後ほど・・・)


新鮮な出会いがあるイベントにしたい

イベント当日は一日雨予報で、大雨も予想されていました。
人生の重要な局面では必ず雨が降るタイプのザ・雨女である自分をこんなに恨んだことはありません。
しかし幸いなことに、小雨が降ったり止んだりという比較的マシな状況での開催となりました。

たぶん誰か強烈な晴男か晴女が会場にいたんだと思います。ありがとう。

熱視線のキャッチコピーである「熱い眼差しの連鎖を起こせ!」
これは参加者同志の共鳴も意味しますが、私としては、全く今までこういったマニアックな対象に興味がなかった人にこそ来てほしいと思っており、そういった意味でも中崎町という立地での開催はベストだと考えています。

アトリエ三月さんがある路地です。

大阪の中崎町は、繁華街である梅田まで徒歩15分程度とアクセス抜群ですが、古民家や古い路地がまだまだ残っており、
そういったレトロな雰囲気をうまく活かしたオシャレな喫茶店や雑貨屋や古着屋が軒を連ねており、
そしてそういったお店や街の雰囲気を楽しみに、感度の高い若者や人々が街ブラ(死語?)をしにくるような、
要はサブカルチャーとかなり親和性の高いエリアなわけです。

中崎町にブラブラとなんとなく遊びに来ている人たちがあわよくば会場に入ってきてほしい!!そんな思いもあったわけですが、、、
晴天の日は道路が埋まるくらい人で溢れかえる中崎町ですが、
小雨なのでかなーーーり人が少なかったです。

しかし運営メンバーであるアトリエ三月の原さんが、会場の外で雨の中延々とビラ配りをしてくださったおかげもあり、こういったイベントに初めて訪れる来場者も少なからずおられたように思います。
会場内は来場者が途切れることもなく、わりと盛況といえたのではないでしょうか。

参加者の方からいただいた感想で印象的だったのが
「中学生が見に来てくれた!」
というもので、ふらっと遊びに来てくれた中学生3人組がいろんなブースで新鮮な驚きを感じてくれていたそうです。
こういうの、めっちゃ嬉しいですよね・・・!!

なかなかこういったマニアックなイベントは年齢層が高くなりがちですし、
ジャンルによっては参加者も来場者もメンバーが固定されがちらしいです。

これは熱視線の強みとして、どんな人でもふらっと立ち寄ってもらえるような、そして参加者の熱い視線がどんどん伝わっていくような、
そんな機会を提供できるイベントにしていきたいと思っています。
ふらっと来た人が会場出た後、室外機とか鉄塔とかを無意識に目で追っちゃうようなことになってほしいんです。そんなのめっちゃ良くないですか?

集客についても、次回、工夫していきたいですね。

いわゆる普通の公民館ですが、設備も整っていて綺麗で良い会場です。


交流会もありました

ソロ参加で自ブースを離れるのは難しいですし、コミケやコミティアのような大規模なイベントになるほど、参加者同士の交流をするのが難しくなる傾向にあるかと思います。
SNSでは相互フォローでリプライ飛ばしたりする仲でも、リアルの場でじっくり話す機会って案外なかったりしますよね。

参加者同士も、感想を共有したり、マニアックな話をしたり、他イベントの情報を交換したり、そういった横のつながりができるような場があればいいなと思い、
小規模イベントである熱視線ならではの試みとして、開催終了後、参加者同士の簡単な交流会を設けてみました。もちろん参加自由、入退場自由です。

思いのほか多くの方が残って参加してくださり、お酒を片手にリラックスして話してもらえたようでなによりでした。(中には初対面同士で意気投合して、二次会に行った人たちも!)
これは今後も開催していきたいと思います👊

また今回は手が回らずでしたが、イベント開催中、来場者も参加者も楽しめるような催しが何かできればなと思っています。よくあるのはトークイベントとかミニゲームとかでしょうか?
なにか熱視線らしい催しをできればなと画策しています。


次回開催決定!!

どうなることかと思った初開催でしたが、 参加者の方からも来場者の方からも、おおむね好評なご意見をいただいたこと、
また「次も参加したい」「自分も参加してみたい」等の熱いお声を頂いたこともあり、

第二回開催します!!!!
2024年11月24日(日)
中崎町ホール(仮)


勢いで第一回がスタートしましたが、第二回も勢いでスタートします。
何事も勢いが大事、熱視線は勢いを大事にするイベントです👊

場所は同じく中崎町ホールの予定です。
募集の詳細はまだ未発表ですが、唯一決まっていることは前回と同じく

「熱視線、求む」

誰に頼まれるでもなく、この世界を観察、記録、調査、研究している人たちの、熱い視線を募集します。
第1回に参加してくれた人も、なんとなく気になっていた人も、今初めて知った人も。ジャンルレスに誰かの熱中している物事が集まる祭典を、一緒に盛り上げましょう!!
また詳細はSNS等でご案内します〜


追記)人はもっとピュアな衝動と邂逅すべき

会場いっぱいに並べられた頒布物の数々を見ながら、ページの隙間や文字間から溢れんばかりの熱量を感じながら、なんてクリエイティブな空間なんだと思わずにはいられませんでした。
初めて同人イベント(関西コミティア)に行った時も思ったな〜、なんて思い出しながら。

同人界隈とアート界隈の間に、なんとなくですが見えないラインが引かれているような印象があります(両方を行き来する人も勿論いますが)。
かくいう私も今年の春に関コミに行くまで、自分に縁のない世界だと勝手に思っていました。でも実際はかなり近くて、こんなに豊かな表現の世界があるって素晴らしいな、と感じたことを覚えています。

ピュアでド直球な表現達、「誰に求められるでもなく、好きだからやってる」というシンプルな動機、この態度は美術に欠けがちな要素なんじゃないかと思います。
まあ、美術だのアートだの同人だのと区切る必要性もないですけどね。

私は画家として美術界隈に身を置いていますが、
絵が上手いか否か、他人の評価、作品が売れるだの売れないだの、制作コスト、流行りの画風、年齢制限、パワハラセクハラ、
ま〜〜〜色々ありますよね。純粋に表現する心を阻むものたちが色々とね。

私、自分の表現したいことに誠実になれているかな?と、制作の面でも襟を正すような気持ちにさせられるイベントでした。

他人のピュアな衝動に邂逅することで、元気ややる気をもらえたり、忘れていた感覚に気付かされたり、新しい世界を知ったり、そういったプラスのエネルギーをもらえることってあると思うので、
興味のない人こそ、同人イベントにぜひ足を運んでほしいなと思います。

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