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ピンチはピンチ

久しくnote を放置してしまった。
理由がある。
ちょっとそれどころではなかったのだ。
それどころではない、などと言うと毎日更新している方に申し訳ないのだが、
それどころではなかったのである。

我が家に大ピンチが訪れたのである。
コロナとは全然関係ないから、
更にややこしい。
せめてコロナ関連だったら、
助けを求めてもやむなしと
共感を得られるかもしれない。
しかし、コロナ関連でない以上は、
自力でなんとかせねばならないので、
あああ、シンドイのう。

そもそも
ピンチというものはアポイントも取らずに訪れるものであって、
こちらからどうぞどうぞと呼び込むものではない。
はた迷惑な来訪者だ。
突然やって来て、
大暴れする。
手土産すら持って来ない。
寿司は時節柄、
遠慮させていただく。
それにしても
無礼極まりない。
躾が足りない。
親の顔が見てみたい。
お里が知れる。
そんなことでは出世の見込みはないぞ。
と、ピンチに対して罵詈雑言を吐いてみた。

とまあ、ピンチというものは
大抵は外からやってくるもので、
「福は内、鬼は外」である。
確かに外は鬼ばかり。
殺人鬼、コロナ、あおり運転、謎のウイルス、宇宙人。
怖しいものだらけである。

鬼と言えば、桃太郎。
学校などでは桃太郎は
犬、猿、キジをしたがえて、
鬼が島の鬼を成敗する正義の味方、と教わることが多いと思う。
違う。
あれはとんでもない物語なのである。
ここで描かれる鬼とは、
「源日本人」すなわち「蝦夷」などの古くから日本に住んでいた人たちである。
そして桃太郎は「朝廷軍」の大将。
征夷大将軍、坂上田村麻呂あたりか。
朝廷が全日本を征服せんがために、
大規模な軍を現在の東北地方などに派遣した。
そして、鬼と呼ばれる人たちを惨殺、
宝物を掠奪したのが桃太郎一派である。
鬼の総領には阿弖流為などがいた。
犬、猿、キジは、吉備団子をもらって、
朝廷軍に寝返った豪族である。
山に芝刈りに行ったじいさんと川に洗濯しに行ったばあさんは、
この際はどうでもいい。
もっと詳細なこともあるのだが、
論文ではないので、割愛させていただく。
とにかく、本当の鬼は桃太郎なのである。
まあ、これは俺の意見であり、
他にもいろいろな説があることを付記しておく。
定説だと勘違いされたら困るので。

今の世の中には、
桃太郎の如き「略奪者」が
ごまんといるのだ。
日本政府しかり、グローバル企業しかりである。
わたくしたち「鬼」は桃太郎から「搾取」しかされない。
ありとあらゆるものを根こそぎ持って行かれる。

そして、何の因果か知らねど、
人でなしの桃太郎の手先が企てた計画を持って
我が家に襲いかかってきた。

大ピンチなのである。

「ピンチはチャンス」という慣用句があるが、
これはどこの言葉だろう?
アメリカ? 日本?
それともソクラテスとかそういう系の人の話?
知らん。
調べる気にすらなれないほどのピンチなのである。

9回、
ノーアウト満塁のピッチャーは、
どうやってチャンスを掴むのだろうか。
よほどのことがない限り掴めないだろう。
どっからどうみてもピンチだろう。
ピッチャー側から見れば、
3アウトをなんとか獲ってしのぐしかないのだから、
チャンスなどない。
ピンチしかない。
一方、攻撃側は攻撃しているわけで、
チャンスしかない。
ノーアウト満塁で点を入れられないのであれば、
野球などやめた方がいい。
このようにピンチとチャンスは分れている。
守りのピッチャーはどこまでいってもピンチであるし、
攻撃側はどこまでいってもチャンスである。
つまり、オレが言いたいことは
「ピンチはピンチ」として対応すべきで、
延長戦にもっていくしかないのだ、ということである。

ああ。
人生は疲れることだらけだ。
温泉に入りたい。
温泉玉子を食いたい。
半熟のとろ~んとしたの。
船盛の刺身を堪能したい。
そして、うなぎが食いたい。
そのためには、
なんとかピンチを切り抜けなければならない。

あまりのピンチに錯乱しているので、
とりとめのない話をしてしまったことを心からお詫び申し上げます。

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